2008/4/19に開催された「みんなの地図」体験モニターに参加したので、事前にみんなの地図3を入手することが出来ました。モニターとして2と3の双方を使い比べてきました。3は2と比べると驚くほど進化しています。
まず地図をスクロールさせたり縮小拡大させたりする表示時間やルート検索にかかる時間が短縮されました。全ての面に置いて処理速度が向上しています。
次に情報量が大幅に増えました。詳細な地図は首都圏と政令指定都市、県庁所在地の中心部にしか用意されていませんでしたが、詳細な地図のエリアが格段に増えました。また最寄検索できるレストランなどの大幅に増え、利便性が増しました。
検索機能も強化され、住所を入力すると会社から個人の住宅まで全てで正確に所在地が表示されます。そのうえ検索エリアが10kmにまで拡大されました。
そのほかにもGPS機能の強化などがあげられます。
これら進化した機能をみんなの地図2とみんなの地図3とで比較して、実際に使用している画面を使いながら説明しています。「みんなの地図3」は明日4/24発売です。
情報量の大幅な増加
UMD2枚組
パッケージを開けるとUMDが1枚から2枚に増えているのが分かります。これは情報量が大幅に増えたためです。「2」では首都圏と政令指定都市、県庁所在地の中心部しか詳細地図(レベル1と2)が収録されていませんでしたが、「3」では2枚目のUMDにそれ以外の地域の市町村も収録されていています。一枚がメインUMDで使用するときは常にPSPに入れておきます。もう一枚はインストール用でメモリースティックに情報をインストールします。膨大な情報量なので、自分に必要な地域だけをインストールすることも出来ます。例えば東京都ですと情報量は80Mほどになります。この辺りはPSPに挿入しているメモリースティックの容量の小さい方への配慮を感じます。情報をメモリースティックにインストールすることでUMDから情報を読み込む必要が無くなるので、「みんなの地図2」と比べて格段に動作が速くなった「みんなの地図3」が更に速く動作するようになります。
詳細な地図のレベル1と2の表示エリアの拡大
東京都渋谷駅の詳細な地図です。ゼンリンの地図らしく車道だけでなく歩道橋までしっかりと掲載されています。この詳細な地図のエリアが拡大しました。
公園の中の遊歩道も表示される
五代将軍徳川綱吉に仕えた柳沢吉保の造園の六義園です。回遊式の庭園で山手線駒込駅のすぐ側にあります。驚くことに庭園内の遊歩道が全て表示されています。しかもこの画面はレベル2でもっと拡大された地図が用意されています。
最も詳細なレベル1で表示する
六義園をレベル1で表示した画面です。六義園は広大な庭園ですので歩いていてもどの辺りなのか分かりにくいですが、これほど詳細に地図が表示されればGPSと組み合わせることで自分が庭園の何処を歩いているのかが一目で分かります。
※六義園はWADA-blog「都内お花見はしごツアー」に参加しましたの最後に触れていますのでご覧ください。
表示速度と処理速度の向上
地図画面を左右にスクロールさせたり縮尺を変えたりする際の地図の表示速度が驚くほど速くなりました。写真は上記の渋谷駅を縮尺と位置を変更したものです。この程度の変更ならボタンを押すと瞬時に画面が切り替わります。
また歩行ルート検索や最寄検索などは検索範囲が3kmから10kmと広がったにもかかわらず処理速度が速くなりました。「2」では時々表示や処理の遅さにストレスを感じることがありましたが、「3」ではストレスを感じることは全くありませんでした。地図を上下左右にスクロールさせたり縮尺を変更するときに、時々UMDからデータを読み込むために若干表示速度が遅くなるのですが、これは2枚目のUMDのデータをメモリースティックにインストールすることで解決できます。歩行ルート検索では東京駅から渋谷駅までの約8kmを検索させたところ、約21秒で検索結果が表示されました。距離が短ければ検索処理にかかる時間はもっと短くなります。
検索機能の強化
最寄検索できるコンテンツの増加
生活の上で利用するデパートやコンビニ、スーパー、駅や公共施設、観光スポットなど約40種類、約190ジャンルから検索が出来るようになりました。検索の画面や操作も使いやすくなっていますので、ジャンルが増えてかえって操作が煩雑となったということは有りませんでした。
写真は渋谷駅を中心に百貨店の検索をしている画面です。
検索の結果の表示画面です。右側に番号が割り当てられた名称の一覧が表示され、左側に地図と番号が付いたマーカーが表示されます。ボタンを押すとマーカーから吹き出しが現れます。
最寄検索に住所を入力する
最寄検索に住所を入力すると完全な位置を表示してくれます。写真では千代田区のゼンリンを検索している画面です。都道府県や市町村、あるいは町名などの選択には、PSPの上に左右に付いている透明のボタンを押すことで、あ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行の最初の項目に移動するので、検索表示される数が多い、特に町名の検索に便利です。
検索結果の画面
ゼンリンの建物が中央に表示されました。建物の名称が出ていなくて「Z」の文字だけがあります。これでは分かりづらいので「赤丸」を付けました。
ゼンリンの様な大きな会社だけではなく、個人の住宅でも同様に正確に表示されます。わたしの自宅や個人で借りているオフィスも正確に表示されたので驚きました。
ただし、同じゼンリンの住宅地図を使用しているgoogle mapsが最大拡大画面ではビルだけでなく個人の住宅でも線でしっかりと表示されているのに比べると、「みんなの地図3」では個人の住宅は表示されません。このため住宅地は道路だけが表示される白地図となっています。たぶんデータの容量が膨大になるので実現できなかったのだと思います。
歩行者ルート検索の強化
10kmの検索範囲
歩行者ルート検索の距離が直線で約10kmまで検索できるようになりました。写真は渋谷駅から東京駅を検索した画面です。
検索の結果には横断歩道、歩道橋、屋根のある道などが反映されます。これはカーナビではとうてい実現不可能なデータで、みんなの地図3ならではの機能です。但し残念ながら公園内の遊歩道は反映されないようです。試しに六義園などの公園を横切るようなルート検索を幾つか試したのですが公園に沿った道をルートとして表示しました。
せっかくのデータなのに利用できないのはもったいないですね。
短縮された検索時間
検索にかかる時間ですが直線距離で約8kmの渋谷駅から東京駅までが約21秒、直線距離で約2.4kmの渋谷駅から六本木ヒルズまでが約15秒でした。このくらいの時間で検索が出来るのでしたら、何回でも繰り返して検索をして、自分の好みにあったルートを探すことが出来ます。写真は渋谷駅から六本木ヒルズへのルートです。
歩道橋の上もルートとして表示される
上記の六本木ヒルズへのルートのレベル1の画像です。レベル1と2では歩道橋まで表示されるので、ルート上でも歩道橋の上を通るように表示されます。
見て楽しくわかりやすいアイコンの表示
横断歩道などルート上で色が青色に変わりますが、アイコンも同時に表示されます。見ているだけでも楽しくなり、直感的に分かりやすい機能です。
GPS機能の強化
GPSの受信状況や軌跡表示が出来るようになったほか、地図のヘディングアップも実現しました。GPSで取得した移動したトラックデータはログとして保存が出来るので、技術が有れば加工処理が出来ます。例えばgoogle mapsに表示させたりすることも可能です。GPSはソニーの規格なのでおそらく簡易GPSのGPS-CS1Kと同じ記録フォーマットを使っていると思われます。もしGPS-CS1Kと同じ規格ならフリーウェアーのカシミールで加工できます。ちなみにGPS-CS1Kはwgs-84(世界測地系)に準拠していて、記録フォーマットはNMEA形式です。ただソニーがこの点を公式に発表していないのでわたしの推測です。ソニーの社員に直接会う機会があったので聞いたのですが教えてもらえませんでした。
PSPのGPSは残念ながら所持していないので、説明書やみんなの地図3の製品紹介のサイトからの情報を元にわたしなりに書きました。
わたし自身が現在作成しているgoogle mapsと連携したGPSトラックデータのインターネットでの表示システムにも対応があります。現在アルファ版として林道のルート [トムラウシの周辺]で公開していますので、興味のある方はご覧ください。おそらくみんなの地図3のトラックデータもこの様な加工処理が出来ると思います。
みんなの地図のイベントについては 「みんなの地図」モニター体験イベント(ゼンリン)2008/4/19としてまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。
ゼンリンのみんなの地図3の製品情報のURLはこちらです。
http://www.zenrin.co.jp/product/minchizu3.html
楽天市場でみんなの地図3を買う
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楽天市場でPSP GPSレシーバーを買う
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UMD2枚組
パッケージを開けるとUMDが1枚から2枚に増えているのが分かります。これは情報量が大幅に増えたためです。「2」では首都圏と政令指定都市、県庁所在地の中心部しか詳細地図(レベル1と2)が収録されていませんでしたが、「3」では2枚目のUMDにそれ以外の地域の市町村も収録されていています。一枚がメインUMDで使用するときは常にPSPに入れておきます。もう一枚はインストール用でメモリースティックに情報をインストールします。膨大な情報量なので、自分に必要な地域だけをインストールすることも出来ます。例えば東京都ですと情報量は80Mほどになります。この辺りはPSPに挿入しているメモリースティックの容量の小さい方への配慮を感じます。情報をメモリースティックにインストールすることでUMDから情報を読み込む必要が無くなるので、「みんなの地図2」と比べて格段に動作が速くなった「みんなの地図3」が更に速く動作するようになります。
詳細な地図のレベル1と2の表示エリアの拡大
東京都渋谷駅の詳細な地図です。ゼンリンの地図らしく車道だけでなく歩道橋までしっかりと掲載されています。この詳細な地図のエリアが拡大しました。
公園の中の遊歩道も表示される
五代将軍徳川綱吉に仕えた柳沢吉保の造園の六義園です。回遊式の庭園で山手線駒込駅のすぐ側にあります。驚くことに庭園内の遊歩道が全て表示されています。しかもこの画面はレベル2でもっと拡大された地図が用意されています。
最も詳細なレベル1で表示する
六義園をレベル1で表示した画面です。六義園は広大な庭園ですので歩いていてもどの辺りなのか分かりにくいですが、これほど詳細に地図が表示されればGPSと組み合わせることで自分が庭園の何処を歩いているのかが一目で分かります。
※六義園はWADA-blog「都内お花見はしごツアー」に参加しましたの最後に触れていますのでご覧ください。
表示速度と処理速度の向上
地図画面を左右にスクロールさせたり縮尺を変えたりする際の地図の表示速度が驚くほど速くなりました。写真は上記の渋谷駅を縮尺と位置を変更したものです。この程度の変更ならボタンを押すと瞬時に画面が切り替わります。
また歩行ルート検索や最寄検索などは検索範囲が3kmから10kmと広がったにもかかわらず処理速度が速くなりました。「2」では時々表示や処理の遅さにストレスを感じることがありましたが、「3」ではストレスを感じることは全くありませんでした。地図を上下左右にスクロールさせたり縮尺を変更するときに、時々UMDからデータを読み込むために若干表示速度が遅くなるのですが、これは2枚目のUMDのデータをメモリースティックにインストールすることで解決できます。歩行ルート検索では東京駅から渋谷駅までの約8kmを検索させたところ、約21秒で検索結果が表示されました。距離が短ければ検索処理にかかる時間はもっと短くなります。
検索機能の強化
最寄検索できるコンテンツの増加
生活の上で利用するデパートやコンビニ、スーパー、駅や公共施設、観光スポットなど約40種類、約190ジャンルから検索が出来るようになりました。検索の画面や操作も使いやすくなっていますので、ジャンルが増えてかえって操作が煩雑となったということは有りませんでした。
写真は渋谷駅を中心に百貨店の検索をしている画面です。
検索の結果の表示画面です。右側に番号が割り当てられた名称の一覧が表示され、左側に地図と番号が付いたマーカーが表示されます。ボタンを押すとマーカーから吹き出しが現れます。
最寄検索に住所を入力する
最寄検索に住所を入力すると完全な位置を表示してくれます。写真では千代田区のゼンリンを検索している画面です。都道府県や市町村、あるいは町名などの選択には、PSPの上に左右に付いている透明のボタンを押すことで、あ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行の最初の項目に移動するので、検索表示される数が多い、特に町名の検索に便利です。
検索結果の画面
ゼンリンの建物が中央に表示されました。建物の名称が出ていなくて「Z」の文字だけがあります。これでは分かりづらいので「赤丸」を付けました。
ゼンリンの様な大きな会社だけではなく、個人の住宅でも同様に正確に表示されます。わたしの自宅や個人で借りているオフィスも正確に表示されたので驚きました。
ただし、同じゼンリンの住宅地図を使用しているgoogle mapsが最大拡大画面ではビルだけでなく個人の住宅でも線でしっかりと表示されているのに比べると、「みんなの地図3」では個人の住宅は表示されません。このため住宅地は道路だけが表示される白地図となっています。たぶんデータの容量が膨大になるので実現できなかったのだと思います。
歩行者ルート検索の強化
10kmの検索範囲
歩行者ルート検索の距離が直線で約10kmまで検索できるようになりました。写真は渋谷駅から東京駅を検索した画面です。
検索の結果には横断歩道、歩道橋、屋根のある道などが反映されます。これはカーナビではとうてい実現不可能なデータで、みんなの地図3ならではの機能です。但し残念ながら公園内の遊歩道は反映されないようです。試しに六義園などの公園を横切るようなルート検索を幾つか試したのですが公園に沿った道をルートとして表示しました。
せっかくのデータなのに利用できないのはもったいないですね。
短縮された検索時間
検索にかかる時間ですが直線距離で約8kmの渋谷駅から東京駅までが約21秒、直線距離で約2.4kmの渋谷駅から六本木ヒルズまでが約15秒でした。このくらいの時間で検索が出来るのでしたら、何回でも繰り返して検索をして、自分の好みにあったルートを探すことが出来ます。写真は渋谷駅から六本木ヒルズへのルートです。
歩道橋の上もルートとして表示される
上記の六本木ヒルズへのルートのレベル1の画像です。レベル1と2では歩道橋まで表示されるので、ルート上でも歩道橋の上を通るように表示されます。
見て楽しくわかりやすいアイコンの表示
横断歩道などルート上で色が青色に変わりますが、アイコンも同時に表示されます。見ているだけでも楽しくなり、直感的に分かりやすい機能です。
GPS機能の強化
GPSの受信状況や軌跡表示が出来るようになったほか、地図のヘディングアップも実現しました。GPSで取得した移動したトラックデータはログとして保存が出来るので、技術が有れば加工処理が出来ます。例えばgoogle mapsに表示させたりすることも可能です。GPSはソニーの規格なのでおそらく簡易GPSのGPS-CS1Kと同じ記録フォーマットを使っていると思われます。もしGPS-CS1Kと同じ規格ならフリーウェアーのカシミールで加工できます。ちなみにGPS-CS1Kはwgs-84(世界測地系)に準拠していて、記録フォーマットはNMEA形式です。ただソニーがこの点を公式に発表していないのでわたしの推測です。ソニーの社員に直接会う機会があったので聞いたのですが教えてもらえませんでした。
PSPのGPSは残念ながら所持していないので、説明書やみんなの地図3の製品紹介のサイトからの情報を元にわたしなりに書きました。
わたし自身が現在作成しているgoogle mapsと連携したGPSトラックデータのインターネットでの表示システムにも対応があります。現在アルファ版として林道のルート [トムラウシの周辺]で公開していますので、興味のある方はご覧ください。おそらくみんなの地図3のトラックデータもこの様な加工処理が出来ると思います。
みんなの地図のイベントについては 「みんなの地図」モニター体験イベント(ゼンリン)2008/4/19としてまとめてありますので、興味のある方はご覧ください。
ゼンリンのみんなの地図3の製品情報のURLはこちらです。
http://www.zenrin.co.jp/product/minchizu3.html
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