（株）北関東マツダ宇都宮駅東支店で悪夢のような不愉快なおもいをした車の購入商談

４月の上旬の休日、宇都宮に行く用事が出来たので、空き時間を利用して北関東マツダ宇都宮駅東支店（以下マツダ駅東支店）に立ち寄りました。特に事前に連絡はせず、ふらりと立ち寄った恰好となります。

今乗っている車のホンダ セイバー（注：インスパイアーの姉妹車）をこのお店で購入したので、今回もこちらで購入したいと伝え、前回応対をしてくれた営業マンを指名すると、人事異動で今はここにはいませんと言うことでした。

わたしの希望
わたしの希望する車種は、今乗っているホンダセイバーがセダンタイプのために荷物をあまり積むことが出来ないので、車の室内の広いハッチバックのコンパクトカーかツーリングワゴンの車が欲しいと言うことでした。

ただ北海道から引っ越してきたり出費がかさんでいたので、このとき自由になる金額に余裕が無かったので、予算は販売価格に諸経費を込みで６０万円以内と言うものでした。６０万円以上の余裕はあるのですが、６０万円と伝えても大抵の営業マンは、「ちょっと予算をオーバーするのですが」と高い車を売りたがるので、低い予算から商談に入ったわけです。

代わりに担当してくれた営業マンは悪い人ではないのですが、押し出しが強くわたしの希望の車種よりも自分の売りたい車種ばかりを紹介してきます。しかも値段も１００万円前後の車種しか薦めません。しかもわたしの希望はほぼ無視されて、全く意に添わない車種ばかりを薦めます。希望の車種が無いので、この日は１時間ほどで立ち去りました。あまりに自己中心的な営業マンだったのでもうマツダ駅東支店で車を買うのは止めようと思いました。

案内の手紙が届いたので再訪する
数日後、自宅にマツダ駅東支店の先の営業マンから、「中古車が多数入荷しましたので、ご希望の車種が有ると存じます、ご来店をお待ちしております、云々」という手書きのはがきが届きました。ちょっと嫌な人間だと思っていたのですが、手書きではがきを書くこまめさが気に入ったので、もう一度だけ出かけることにしました。

マツダ駅東支店を２回目に訪れたときは、先の営業マンがイベントの準備とかで出払っていて、また別の営業マンが応対しました。
この営業マンに、とても面倒くさかったのですがやむを得ず、また一から自分の希望の用途と予算を伝えると、予算が６０万円ではろくな車は買えませんよと、いきなり言い出しました。そのあとは、最低でもこのくらいの予算でないとと、車両価格だけで６０万円以上のデミオを指さしました。

その後はひたすらデミオの話をし続けます。デミオはビッツやマーチなどのコンパクトカー（1000cc～1300ccの車種）と比べると室内が広いのでわたしも購入車種の候補にあげていたのですが、コンパクトカーとしては燃費が悪すぎることがネックでした。デミオは燃費が悪いですからと営業マンに言うと、彼に言わせると「走り方で燃費は変わるのだからデミオの燃費が悪いわけでなく、走り方が悪いのです」と屁理屈をこねます。

同じ排気量のコンパクトカーの中では、旧型デミオは非常に燃費が悪いのはネット上の車の口コミサイトを見れば一目で分かりますが、それを言っても彼は聞く耳を持ちません。ひたすらデミオの長所だけを話し続けます。確かに室内が広くリアシートが倒れて荷物を積むスペースが広いなど、ビッツやマーチにはない魅力はありますが、この点ではフィットもリアシートが倒れてフラットになり室内スペースも広いのでデミオに負けません。

試乗を断られる
たまたまフィットが１台あったので、デミオと乗り比べたいので試乗できないかと申し出ると、わたしは忙しいから試乗につきあっていられないからだめですと、びっくりするような理由で断られました。
中古車を購入する利点は、実際に自分が乗る車に事前に乗って確かめられることです。新車では納車されるまで実際に乗る車に乗ることは出来ないので、いわゆる当たりはずれが出てきます。中古車にはそれはありません。
そのメリットの試乗を断られたのですから、いささか腹が立ってきました。

「我がマツダでは客は重要では無いのだよ」と態度で示す営業マン
試乗を断られた後、その営業マンは信じられない行動に出ました。
わたしと家族を接客中にもかかわらず、忙しいので失礼と言い捨てて、携帯電話を自分からかけだしたのです。接客中に携帯電話がかかってきたら、「失礼します」とお客には言って、電話の相手には「ただいま接客中ですので、終わりましたら折り返しこちらからご連絡を差し上げます」と伝えるのが普通の営業マンですが、自分から電話をかける営業マンには初めて出会いました。

これはわたしも腹に据えかねました。
そのまま営業マンを捨て置いて自分の車に戻り帰宅しました。

しかし、万事塞翁が馬、なにが幸いするか分かりません。
このマツダ駅東支店に見切りを付けて、オフィスのある小山市で散歩の途中に立ち寄ったカーショップの東京オートで理想的な営業マンと出会うことが出来、その方のおかげでわたしの希望を１００％満たしてくれる車を予算内で購入できたのですから。

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不愉快な体験をぜひしてみたいという方はこちらの地図を参考にしてください。
人生で最も不愉快な貴重な体験ができること請け合いです（笑）。