SONYが本日発売したデジタル一眼レフカメラα300のモニターに当選しましたので、早速日本百名山の一つの筑波山を撮りに行きました(2008/7/17)。SONYの新型機種のα300の被写体として筑波山なら不足はないでしょう。
比較用に一緒に持参したのはわたしのデジイチのキャノンの40Dです。比較対象から言うと、SONYのα700と同じ中級機種にあたるので、入門機種のα300とは機能や画質などはワンランク上となります。
α300と40Dでは機種を比較すると言うよりは、入門機種と中級機種の比較となります。
今日はこの様な恰好となりました。
左手にソニーのアルファ300、胸にキャノンの40Dを入れたバッグ、そのバッグの上にソニーのPSPをGPSナビとして載せています。
それと、写真には写っていませんが、ソニー製の小型GPS・GPS-CS1Kを背中のバッグのポケットに入れています。今まで気づきませんでしたが、以外とソニー製品を使っていました。
40Dとアルファ300で同じ場所、角度、絞りなどの設定で撮影したので、比較しながらレビューを書きたかったのですが、なぜかアルファ300の画像データが読み込めません。そのため、当初の画像を比較するという企画を止めて、ユーザビリティなどを紹介したいと思います。
アルファ300の位置づけ
これはソニーの社員の方に昨日、直接に聞いた話です。
アルファ300の位置づけはアルファ200にライブビュー機能を取り付けたといえるし、アルファ350の画素数を1420万画素からアルファ200と同じ1020万画素にしたとも言えます。
液晶画面がついているコンパクトデジカメからよりよい写真を撮りたいためにデジタル一眼レフカメラにステップアップする方のための機種です。このためにライブビュー機能が一番の特徴となっています。
アルファ200、300、350が入門機種となります。上位機種のアルファ700は中級機種です。
参考までに、年内にハイエンド機種が発売になる予定で、鋭意、開発中だそうです。「アルファ900ですか?」と聞いてみたのですが、さすがに名称と価格はとぼけられて教えてもらえませんでした(笑)。
ライブビュー機能
通常のコンパクトデジカメもデジタル一眼レフカメラも液晶画面はカメラ本体に固定されていますが、アルファ300の液晶画面は上下に角度を変えることが出来ます。このため、地べたにカメラを貼り付けるような姿勢からでも、液晶画面を見ながら構図やピントを合わせて撮影をすることが出来ます。
また、手で高く掲げれば、脚立一段分くらいの高さから液晶画面を見ながら、見下ろすような写真を撮ることも出来ます。
コンパクトデジカメでは一部の機種にすでに導入されていますが、デジタル一眼レフカメラでは先行発売のアルファ350に次いで2機種目です。
もう一つの特徴は、CCDを撮影用とピント合わせ用の2つを搭載しているので、他のデジタル一眼レフカメラに比べて、液晶画面を見ながら撮影をする時に、ピント合わせなどがよりスピーディーに行えます。他のデジタル一眼レフカメラはファインダー越しに撮影をすることを前提に設計をされているので、液晶画面を見ながら撮影をするとファインダー越しの時ほどピント合わせなどがスピーディーに行うことが出来ません。
花などを撮影する方は絶対にライブビュー機能があった方が良いです。通常のデジタル一眼レフカメラで高山植物などを撮影しようとした場合、瓦礫の上で腹這いにならないと花の写真が撮れませんが、このライブビュー機能があればしゃがむだけで、後は液晶画面を見ながらカメラを地面に付ける位置に置いて撮影できます。
わたし自身、キャノンのハイエンドコンパクトデジカメのPowerShot S3を使用していますが、バリアブル・モニターのおかげで高山植物の撮影がとても楽に出来ます。
他の登山者が荷物を置いて腹這いになって撮影している横で、ちょっとしゃがんで撮影をしてさっさと歩いて行けます。1日歩いたとして時間にすれば30分は節約できると思います、当然体力の消耗も少なくてすみます。
今日撮影した写真
本当はこんな写真を撮り比べてみたかったです。
筑波山の男体山の山頂から女体山を見たところです。
薄暗い登山道。暗さをどの程度、カメラが補正してくれるかも撮り比べてみたかったです。
ウツボグサの一種の拡大写真です。アルファ300だともっと花の目線で撮影が出来たので、撮り比べた写真を掲載したかったです。
アルファ300本体では、今日撮影した画像の表示は出来るので、画像データや記録メディアが破損したりしてデータが読み込めないわけではなさそうです。また、昨日撮影したデータは問題なく読み込めました。近日中にアルファ300で撮影した画像も紹介できると思います。
ユーザビリティ
上位機種の40Dとの比較になってしまうので、アルファ300にはいささか気の毒なのですが、ユーザビリティは「?」がつく点があります。
一番気になったのが電源のスイッチが右手で操作できないことです。アルファ300は液晶画面を見ることを前提としたユーザーに使って貰う機種なので、電源をこまめにオン・オフしないとバッテリーがすぐに消耗してしまいます。手軽に素早く電源のオン・オフを行うにはシャッターの操作などを行う右手側にあった方が使いやすいです。
今日も、実際に撮影をして、左手でスイッチのオン・オフをする動作がとても煩わしかったです。
40Dは全ての動作を右手だけで行えるので、この点は使い勝手で上回っています。
ライブビュー機能を重視するために、ファインダーよりも液晶の方が出っ張っているので、両手の他に額をファインダーに押しつけてカメラを固定して手ぶれを防いで撮るわたしの撮り方にはちょっと合いませんでした。最初はほっぺたに液晶画面が張り付いてしまい撮りづらかったです。ただし、これはファインダーで撮影する方はアルファ200を選べばすむ問題です。
ファインダーで撮影をするか、ライブビュー機能で撮影をするかは好みです。
以上、簡単ですが今日一日のアルファ300を使用した感想です。
追記:2008/7/26
アルファ300内のデータを取り出そうとソニーのサービスにも連絡を取ったのですが、データの一部に破損が見られるらしく、専門の業者に頼まないとデータを取れないことが分かりました。このため、発売当日に撮影をしたアルファ300の写真は1枚も残らないこととなりました。
日光にアルファ300のモニターのための撮影に行って来た記事を書きました。よろしければこちらもご覧ください。
わたしのアルファ300の記事
※追記:2008/9/29にレビュー記事を追加しました
- ソニー アルファ300 レビュー 発売日に筑波山を撮る
- SONY α300 レビュー 水上編 | カヤックに乗り中禅寺湖を撮す
- SONY アルファ300 レビュー 登山編 | 男体山の頂を撮す
- SONY α300 レビュー 屋内編 | イタリア大使館別荘を撮す
- SONY アルファ300 レビュー 小動物編 | ゴールデンハムスターを撮す
- SONY α300 レビュー セミナー会場編 | AMN サイバー大学ブロガーミーティングを撮す
- ソニー アルファ300 レビュー 都市編 | 夜景を撮す
- ソニー アルファ300 レビュー ライブビュー機能実体験編 | 床の上のソファーの脚を撮す
- ソニー アルファ300 ブロガーミーティング デジイチの撮り方の基本講座 AMN (2008/7/16)
- 自然派空間:男体山縦走記(二荒神社から山頂を越えて志津小屋へ抜けMTBで帰還)
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