ハンディGPS ガーミン(gamin) Geko 201

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パッケージガーミン製のGPSのトラックデータ(以下GPSログ)を取得して、自然派空間で読み込ませる試験のために購入したGPSです。ガーミン製の小型廉価版のハンディGPSの中では一番トラックポイントの記録数が多いので(1万件)購入したのですが、電池の持ちの悪さからほとんど使い物にならない失敗作でした。といって、この上の機種はほとんどがトラックポイントの記録数が5千件と少ないので、これはこれで役に立ちにくいです。
 

大きさ

携帯電話との大きさの比較大きさは携帯電話と同じくらいです。それほど邪魔になるものでもないのですが、GPS衛星の電波を受信しなくてはならないので、荷物の奥に仕舞うわけにはいきません。ポケットなど外部に接したところに格納しておく必要があります。そうなると、以外と大きく感じて置く場所に困ります。
 

電池の持ち

使用しているニッカド水素電池パナソニック製のニッカド水素電池(単4電池2本)を使っていますが、半日しか持ちません。アルカリ電池だともっと持ちは悪いでしょう。
通常使用で6時間、最大でも8時間が持って良いところです。
カタログには12時間と書かれているので、最低でも8時間、状態が良ければ10時間は持つと思っていたのですが、その半分とは思いもよりませんでした。誇大広告も良いところです。
わたしは登山の他、サイクリングやオートバイのツーリングにもGPSをもってGPSログを取得していますが、大抵丸一日を過ごすので、途中で電池交換をしないとGPSログの取得が出来ません。
GPSの電池の残量をこまめにチェックする癖は無いので、ほとんどの場合、電池が切れてから気がつきます。そのため、一部区間にGPSログの空白が出来てしまいます。これでは役に立ちません。
 

精度

ガーミン Geko201GPS衛星の電波を受信して位置情報を得るのがハンディGPSの第一の役割ですが、受信能力が低いのか、驚くほど精度が悪いです。登山などで霧に包まれて位置を見失った時にGeko 201をあてにすると、遭難しかねないです。

自然派空間にサンプルデータとして、Geko201とソニーのGPS-CSK1のGPSログをそのまま読み込んで無修正でアップしてある登山のルート地図があるので、比較の参考にしてください。Geko201の受信能力の低さが分かります。
サンプルデータ > 男体山登山

それとどういう訳か不明ですが、全く関係のないところをトラックポイントとして記録する癖があります。サンプルデータでも中禅寺湖の湖上にトラックデータがあります。
以前に筑波山の登山の時にはもっとひどく、福島県の小名浜沖の太平洋上にトラックポイントが有ったこともありました。
 

価格

接続ケーブル以外に高くつくのが価格でした。
Geko201はケーブルは付属していませんので、別途に6千円前後で購入しなければなりません。その上USBに対応していないシリアル・パラレルケーブルなので、最新のパソコン、特にノートブックでは別途にUSB変換ケーブルも購入しなければなりません。
ガーミン製のハンディGPSの中では最安値のGeko201ですが、ケーブルを2つそろえると4万円を超えて仕舞います。決して安いGPSでは無いでしょう。
 

Geko201について

わたしは試験のためにGeko201を常に持参してGPSログを取得していますが、実際にはソニーのGPS-CSK1のGPSログで十分に間に合うので、Geko201のGPSログは使用していません。双方のGPSログを読み込ませて精度の違いを計る程度にしか役に立ちません。

Geko201は出来れば購入しない方が無難です。

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