既に屋内編でレビューを書きましたが、栃木県日光の中禅寺湖畔にある、旧イタリア大使館別荘が今は栃木県が買い取り、改装をして一般に公開をしています。その中に昭和3年に建築された当初からこの建物の中に有るというソファーがありました。
ソファーは大変に重く人の手で持ち上げて動かすことは出来ないので、製造当時からあらかじめ足に滑車がついていて、移動を楽に出来るように作られていました。珍しいものな上に、痛みが激しいので来年からは一般の公開はソファーに限っては取りやめるかもしれないので、今の内にぜひ、写真に収めてくださいと案内の方が薦めてくれました。
この様な場面こそアルファ300のライブビュー機能の出番です。
通常のデジタル一眼レフカメラ(以下デジイチ)は、ファインダーと呼ばれる窓越しに写真を撮影しますので、この写真のように地面と平行の被写体を、角度を付けずに撮影することが大変に難しくなっています。
どうしても撮影をしようとすれば、撮影者が腹這いになって、匍匐前進の姿でカメラを構えなければなりません。かなり無理な姿勢ですし、この旧イタリア大使館のような屋内ならともかく、どろや湿原の上に咲く高山植物を撮影しようとすると、まず不可能です。
ライブビュー機能が役に立つ理由がここにあります。
この写真は、ソファーの裏の内側にカメラを押し込んで撮影をしたものです。ソファーの底の痛みの激しさを撮してくださいと薦められたので、撮影をしました。
ソニーを初め、メーカーも販売者もライブビュー機能は専用のCCDを積んでいるのでオートフォーカスが早いとか、通常の液晶モニター型コンパクトデジカメと同じ感覚で撮影できることを売りにしていますが、写真の撮影に慣れたカメラマンでも、こうした使い方が出来る点が魅力なのです。
このアングルからの撮影は、わたしのキャノン40Dからは絶対に出来ません。上記の写真のように、地面に水平まではファインダーを覗けば何とか見られますが、角度を上に向けるとなると不可能だからです。
ソファーは昭和3年に建築された時に運び込まれたものなので、おそらく大正時代の末期に作られたのではないかと考えられています。修理の費用をイタリアのさるメーカーに見積もって貰ったところ100万円を超える金額なので、断念したとのことです。100万円が一脚の修理費用なのか全部の修理費用なのかは分かりませんが、わたしが実際に座らせて貰った座り心地と、ソファーの裏地を見せて貰ったところでは、1脚の修理費用だろうと思います。
アルファ300のライブビュー機能をカメラの真上から撮してみました。
この機能なら無理なく写真が写せることがおわかり頂けると思います。真上からモニターを通して被写体を見ることが出来ます。アルファ300のライブビュー機能のもう一つの特徴は、ライブビュー機能専用のオートフォーカス用のCCDを積んでいるので、オートフォーカスで撮影をする時の焦点の合わせる時間がファインダー越しとほとんど変わらないほど早いと言うことです。
ただし、実際に使ってみると、微細な焦点を合わせるとなると、ファインダーにはかないませんでした。液晶だと、微細な焦点が合っているかまでは見ても分かりません。
わたしのアルファ300の記事
※追記:2008/9/29にレビュー記事を追加しました
- ソニー アルファ300 レビュー 発売日に筑波山を撮る
- SONY α300 レビュー 水上編 | カヤックに乗り中禅寺湖を撮す
- SONY アルファ300 レビュー 登山編 | 男体山の頂を撮す
- SONY α300 レビュー 屋内編 | イタリア大使館別荘を撮す
- SONY アルファ300 レビュー 小動物編 | ゴールデンハムスターを撮す
- SONY α300 レビュー セミナー会場編 | AMN サイバー大学ブロガーミーティングを撮す
- ソニー アルファ300 レビュー 都市編 | 夜景を撮す
- ソニー アルファ300 レビュー ライブビュー機能実体験編 | 床の上のソファーの脚を撮す
- ソニー アルファ300 ブロガーミーティング デジイチの撮り方の基本講座 AMN (2008/7/16)
- 自然派空間:男体山縦走記(二荒神社から山頂を越えて志津小屋へ抜けMTBで帰還)
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