8/28にインタレストマッチ広告のブロガーミーティングから帰宅すると、あるはずの所にDVDプレーヤーがないことに気がつきました。瞬間に泥棒と思いついて窓の鍵を確認すると開いていました。鍵のかけ忘れです。
当夜は午前一時を過ぎていたのでそのまま就眠して、翌朝から他に盗まれたものがないか仕事をしながら、合間を見ては確認をしていました。その結果GPSとして試験的に使用中のPSPが箱ごと盗まれていることに気がつきました。
他に盗まれたものがないことを確認してから、午後の空いた時間に交番に出向いて届け出ました。
交番のお巡りさんは驚くほど言葉遣いが丁寧で、親切です。
「鑑識と刑事んさんが見えますので、自宅でお待ちください」とわたしの方が一足先に自宅に戻って待っていると、交番のお巡りさんを初め、次々と警察関係の方がやってきます。
わたしが見える範囲で人数を数えただけで8名いました。わたしの盗まれた製品はPSPとその付属品、DVDプレーヤーだけなので5、6万円程度の金額なので、これほど大騒ぎになるとはと、正直に驚きました。
北海道に住んでいた頃の警察の対応の横柄さに嫌気が差していたので警察に悪い印象を持っていたのですが、横柄なのは道警だけの様です。少なくとも小山市の警察の関係者の方は良い方ばかりでした。
空き巣はアパートの1.5mはある塀を乗り越えた後、同じく1.5mはあるベランダを乗り越えて入ったようです。エアコンの上に泥棒の足跡がありました。刑事さんが他の部屋も見て回ると、数軒に同様の足跡が残されていたようです。
時間にして約2時間ほどの現場検証でした。
生まれて初めての経験なので、興味深く見てしまいました。
犯人との識別のためにですが、生まれて初めて指紋も採られました。拇印なら何度か押したことがありますが、手の平の10本の指を全部を採るのは初めてでしたので、面白かったです。
部屋の中のどの場所に置いておいて取られたかを、指を指してそのポーズを写真に収めるのですが、そのカメラの担当の方はやはりカメラ好きらしく、わたしのキャノン40Dをめざとく見つけ、「これ、良いカメラですね」などと、仕事の合間に話しかけてくれたりします。
鑑識の方が足跡や指紋を採取している姿は、テレビドラマで見たことはありますが、実際の現場は初めて見ました。当たり前ですが、テレビよりも手慣れていてリアリティがありました。今のわたしはテレビを見ない生活を送っていますが、何かの弾みで刑事ドラマを見た時に、「この鑑識は違う!本物はこうだ」などと言いそうです(笑)。
鑑識の方の質問に答え終えた後、刑事さんと思われる方から状況を把握するための質問を受けました。質問が簡潔で的を得ていて、これは本物だと、妙なところに感心してしまいました。テレビドラマの刑事役は、やっぱり素人ですね。本物の刑事さんと話をしてしまうと、嘘っぽく感じます。
わたしが困ったのが盗難にあった商品の時価額です。PSPは本体と箱は盗まれたのですが、馬鹿な犯人なのでACアダプターは置いていきましたから、新品の価格よりはやや安いでしょうと考え、18000円くらいですと答えました。
DVDプレーヤーも中古で購入したもので、これは本体とリモコン、ACアダプターを盗まれましたが、セットのバッグやバッテリーパックなどの付属品は置いていったので、これも買値よりもやや安い18000円くらいですと答えました。
箱ごと盗まれれば金額もおおよその時価額で答えられるのですが、中途半端に付属品を残されてしまうと、金額の判断も難しいものです。
空き巣に入られたのは不幸ですが、警察の方にこれほど親身になって捜査をして貰うと、税金を払っていて良かったとしみじみと実感します。
また、お巡りさんとも話したのですが、パソコンなどの高級品はそのまま残されたのも不幸中の幸いでした。