退屈な英語の学習を文化も学ぶことで興味をかき立てる

|

アーネスト・サトウの著作わたしにとって英語は手段であって、目的があるから学んでいます。そのため、ときどきスピードラーニングのCDを聞いているのも退屈になります。どんなに気に入った曲でも毎日聴いているとしばらく聞きたくなくなるのと同じようなものでしょう。
といって目的があるので、学ぶペースを遅らせることはあっても止めるわけにもいきません。そこで語学を学ぶと言うことと一緒にその言葉を話す民族の文化や歴史も一緒に学べば退屈をせずに、興味を持続させながら学べないかと思っています。

といって、いきなり他民族の文化と歴史を学んでもとりつくしまもありません。そこで考えついたのが、その他民族の中から日本にやってきた人物を通し文化や考え方を学べないかと言うことです。
ペリー提督やハリス総領事なども面白い人物ですが、日本との縁は薄いものなのであまり興味をかき立てられません。トーマス・グラバーは日光にも縁があり面白い人物ですが著作がありません。そこでわたしが選んだ人物が自伝のあるアーネスト・サトウです。
 

わたしの住んでいる栃木県には国際的な観光地の日光があります。この日光の名を国際的なものにした人物の1人が幕末・維新期に日本に駐在していた英国の外交官、アーネスト・サトウでした。わたしもこのことは最近まで知らずにいて、今年の7/20(2008)に中禅寺湖を訪れた時に知りました。

英国大使館別荘今も、英国大使館別荘が日光の中禅寺湖の湖畔に建っていて利用されています。
アーネスト・サトウが明治5年に「ジャパン・ウィークリーメイル」という英字新聞に日光の魅力を紹介したことから、在日外交官の間で日光の名が知られるようになったそうです。

英語という名の通り、この言葉は英国に住む民族の話す言葉です。スピードラーニングを始めほとんどの英語教材は米国を対象としていて、それはそれで現実的には間違いはないのですが、言語としての成立を考えて歴史と文化を学ぼうとする場合、何も米国だけではなく、英国を対象としても良いのではないかと思いました。

サトウには日本に駐在中の最も劇的な期間を書きつづった著作があります。彼の書いた原書を読むことはわたしの語学力から言って不可能ですが、幸いにも翻訳書が出版されているので誰にでも読むことが出来ます。わたしも今回、書庫から引っ張り出して改めて読み返してみました。
残念ながら幕末と明治維新の時代のみの期間が書かれてあるだけで、その後の西南戦争(サトウは西郷軍に従軍していました)や日光が駐日外交官たちの避暑地となる時代の記述はありませんでした。

しかし幸いにも、アーネスト・サトウが活躍をした時期の幕末・維新期には良質の歴史小説が多数書かれていて、そのほとんどがサトウの著作を参考としています。間接的にサトウの考え方や活動を知ることが出来ます。
 

旧イタリア大使館別荘退屈になりがちな語学の学習も、多面的に捉えれば興味も持続するのではないかという、苦肉の策と言えなくもないですが、わたしなりにこうした取り組み方は気に入っています
英国大使館別荘は現役なので一般の見学は出来ませんが、イタリア大使館別荘は栃木県が買い取って一般に公開していますので、大正から昭和初期の異国の文化にほんの少しだけ触れることが出来ます。
 

エスプリライン スピードラーニング 英語に付いて
申し込みはこちらからできます >> スピードラーニング 英語の申し込み

購読

ウェブページ

カテゴリ

PR

みんぽす