高さが調整できる高機能な枕というのが最初に抵抗がありました。
仕事の関係でビジネスホテルを利用しますが、ふかふかの枕とベッドで睡眠不足になることが良くあります。わたしは畳の上に直接寝られるほど堅い寝床が好きなので、ベッドがそもそも苦手です。そして柔らかすぎる枕もだめです。
今まで使用してきた枕は、枕ではなく小型の簡易座椅子です。だからかなり堅くできています。気に入っているので、この枕以外では寝付けなくなってしまいました。
送られてきたレ・ムールを箱から取り出しました。
ふかふかと言うほどでは無いですが、やはり柔らかく出来ています。
大きさを比較するのに携帯電話を置きましたが、かなり大きな枕です。
裏面。高さを調整するためのポンプがついていました。
肉厚のしっかりとしたゴム製のボンベで、毎日使用しても数年は持ちそうなほど丈夫そうです。でも一度、高さを調整すれば後はほとんど使用することは無いと思います。
裏面から中身を出してみました。
空気の入ったプラスチックのボール状のものが詰まった袋が出てきました。
ぎっしりと詰まっているので、偏ったりはしなさそうです。
睡眠前の数十分間、寝ころびながら本を読む習慣のあるわたしですが、この枕では低い上に柔らかすぎて、横になって本を読むと言うことには適していませんでした。
やむを得ないので、今まで使用していた枕で本は読みました。
眠くなったのでレ・ムールに枕を変え、照明を消して睡眠しました。
翌朝、肩や首周りが軽くなった感じがします。高さが調整できるのと、柔らかすぎないのが体に優しく、寝ている時の姿勢に対して負担をかけないのだと思います。
コンピュータや自転車やオートバイなどの仕事や趣味の道具はお金をかけるのですが、日常品は以外に無頓着でしたので、安物を使ってきました。枕一つでこれだけ違うとは正直驚きました。値段から言って、買うかというと微妙な金額ですが、実際に体験をすると金額だけの価値のある商品だと分かりました。枕だけでなく靴なども足にぴったりの靴をオーダーメードで作ってもらうと歩くのが楽しくなると聞いたことがありますが、身近なものほど良いものが必要なのかもしれません。