D4を使ってみると、キーやマウス、クリックボタンなどの使用感はなかなか良いです。ただし、わたしの様に大きな手の人にとってはこの小さなボディを扱うのは苦痛でした。
実際に活躍するシーンを想定すると、Windows VistaとOfficeが搭載されているので、メインPCからテンプレートやデータをあらかじめ取り出して入力しておいて、出先で必要な情報を閲覧したり入力したりすることに活躍すると思います。
高額なモバイルノートは必要としないが、必要なデータを持ち歩きたい、出先で入力しておきたいというユーザー向けかと思います。
もちろんWILLCOMの電話としても使えます。
料金はデータ通信専用の端末よりも割安かもしれませんが、この辺は使い方によって変わりますので、使うユーザーが判断するべきでしょう。
microSDカードソケット |
ミニUSB端子 |
端子類は必要最小限度のものはついています。
200万画素のカメラを内蔵しています。
ユニークなのがシャッターの押し方で、ハードのシャッタースイッチがボディについていますが、ソフトウエアのスイッチが画面に現れて、それでシャッターを切ることも出来ます。
使っているシーンに合わせて、シャッターを切るスイッチ(ボタン)を選べます。
トラックパッドとタッチペンの使い勝手
慣れるまではタッチペンの方が使いやすいです。トラックパッドはやや癖があり、PCほどの精度もよくありませんので使い勝手で言うと今ひとつです。ただ、慣れるとタッチペンよりは早く動作をさせることが出来ます。
液晶モニターがタッチパネルとなっているので、エクセルのセルにデータを入力するなどの細かな操作はタッチペンで行い、スクロールやブラウザのクリックなどはトラックパッドで行うなどの使い分けが良いと思いました。
バッテリーの持ちですが、大容量タイプでないと実用性はなさそうです。
通常バッテリータイプですと、使用時間は1時間半ほどと短いです。
大容量タイプですと、4時間半ほど持ちますので、出先でデータの閲覧と入力、それと携帯電話としての使用に限れば何とか実用の範囲内と思います。
※:スペックの写真をクリックすると拡大します
モニターに映し出して使用することも出来ます。
キーボードと併用すると、通常のPCと同様の使い方が出来ますが、解像度が低いので、大きなモニターに映した割には使い勝手は今ひとつでした。
それでも、小さな画面とキーボード以外での使い方が出来るのはありがたいです。