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日本百名山の一つの両神山に登った時のレビューです。両神山は埼玉県にそびえ、90度の崖を鎖で上り下りする岩の山です。
カメラでの撮影だけを目的とするので有れば、カメラは背中のデイパックに仕舞えば事足りますが、登山が目的で写真の撮影はあくまでも記録としたいわたしとしては、この岩の山の登山はデジタル一眼レフカメラの40Dの大きさが、いささか邪魔でした。
その点、コンパクトカメラは小さいので、首からぶら下げていてもさほどに邪魔になりませんでした。
- ※:画像はPhotoshopなどでの修正は一切加えていません。
- ※:カシオEX-FH20で撮影した写真とキャノン40Dで撮影をした写真の高さが違っていることの気づかれると思います。これはコンパクトデジカメとデジタル一眼レフカメラで写真のサイズが違っているために起こる現象です。双方の写真とも、横幅を240pxに固定してありますが、デジタル一眼レフカメラの方が横長となるために、高さが足りなく見えています。
険しい山を登る
両神山の山頂です。登山のルートによりますが、八丁峠越えを選んだ場合、こうした岩の山を上り下りしながら歩きます。胸のカバーの中に入れてあるキヤノン40Dは大きく、岩を抱くように歩かなければならない場合、危険ですらありました。
カシオ EX-FH20を含め、ハイエンドのコンパクトカメラはボディーが小さいですから邪魔になるほどのことはありません。
しかし、レンズカバーの取り付ける力が弱いので、激しく上下する両神山の様な登山ではレンズカバーが外れてしまいます。気を付けないとレンズを傷つけてしまいます。
これはEX-FH20だけでなく、わたしが使用しているキャノンのPawerShot S3でも同様でしたので、ハイエンドコンパクトカメラ全体に共通している欠点だと思います。
何故かと言えば、レンズカバーの取り付けをカバーの内側にテープを貼り、その摩擦だけで取り付けているからです。
わたしのPawerShot S3は自分でFredガムテープを貼りFend、摩擦係数を大きくしてレンズカバーの脱落を防いでいます。
紅葉の両神山を撮る
ピークの上からこれから登る次のピークの紅葉を撮しました。どちらの写真も白っぽく写ってしまいました。カメラの設定はどちらも風景モードです。
Exif情報 | |
40D | FH20 |
写真 | |
露出時間 | |
1/60sec | 1/200sec |
Fナンバー | |
f/5.60 | f/2.80 |
ISOスピードレート | |
100 | 100 |
レンズ焦点距離 | |
17mm | 4.6mm |
赤く色づいた樹木。曇天で何処まで人間の見た色が出せるのか興味がありました。オートモードでは40Dの方がより見た色に近い発色をしています。
Exif情報 | |
40D | FH20 |
写真 | |
露出時間 | |
1/60sec | 1/200sec |
Fナンバー | |
f/5.60 | f/2.80 |
ISOスピードレート | |
100 | 100 |
レンズ焦点距離 | |
17 mm | 4.60 mm |
両神山の頂付近から、周辺の稜線を撮しました。手前に色づいた赤い樹木が有り、奥に稜線が伸びています。オートで撮影をしているので、ピントは手前の樹木に合わさりました。どれだけカメラが奥の稜線を写せるかが楽しみでした。
Exif情報 | |
40D | FH20 |
写真 | |
露出時間 | |
1/100sec | 1/400sec |
Fナンバー | |
f/7.10 | f/3.90 |
ISOスピードレート | |
100 | 100 |
レンズ焦点距離 | |
17mm | 4.6mm |
スーパーマクロ機能を使って蕾を撮影しました。これから雪が降るというのに花を咲かせてどうするのか不思議でした。40Dはマクロレンズは備えていませんので比較していません。
Exif情報 | EX-FH20 |
写真 | |
露出時間 | 1/500sec |
Fナンバー | f/5.60 |
ISOスピードレート | 250 |
レンズ焦点距離 | 85mm |
両神山の頂を過ぎ、八丁峠を越えたところで日が暮れてしまいました。内蔵のフラッシュでどの程度まで撮せるのかが興味がありました。40Dではかなりはっきりと落ち葉に埋もれた登山道が映されていますが、EX-FH20ではぶれて詳細が分かりませんでした。
Exif情報 | |
40D | FH20 |
写真 | |
露出時間 | |
1/60sec | 1/15sec |
Fナンバー | |
f/4.00 | f/2.80 |
ISOスピードレート | |
400 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
17mm | 4.6mm |
双方の写真を比較すると、長短があります。レンズの明るさではEX-FH20方が明るいはずですが、実際の写真では必ずしも明るさを感じさせてくれませんでした。ボディーの大きさと価格を考えるとEX-FH20はよく健闘していると言えるでしょう。
特に、両神山のような険しい岩の山を登る時には、大型のデジタル一眼レフカメラでは危険な箇所もあるので、安全性を考えてハイエンドコンパクトカメラを常に撮せるように肩から提げて、デジタル一眼レフカメラはディパックへしまい、本当に撮したい景観の箇所だけ取り出すという使い方も良いのではとおもいました。
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