バリューコマース・エキスポで展示されていた一台です。完全オーダーメイドのチタニウムフレームを採用した電動アシスト・クロスバイクです。クロスバイクとしては重いですが電動アシスト付きという事を考えるととても軽く仕上がっています。
展示会の会場でしたので、乗り回す事は出来ませんでしたが、簡単なレビューを備忘録として書き留めておきます。
Panasonic Titanium Flat Road EBの詳細はパナセンスのWebSiteにあるのですが、とても分かりづらいページとなっています。ここをクリックしてください、直接ページへと移動しますので、スペックなどをご覧ください。
ハンドルにはサイクルメーターが取り付けられていて、非常に多機能です。取り付け位置がとても見やすいです。
ライトとチンカンベルも取り付けられています。ライトはフレームに合わせた高級感のあるデザインのものが取り付けられていました。パナソニックのこだわりを感じます。
グリップは円形ではなく、拳銃の様な形をしています。手の平や指の長さによっては握りにくく感じる方もいると思いますが、わたしの手にはぴったりとフィットしました。
ブレーキはディスクを採用しています。デザインがとても良く仕上がっています。
ダボネジなども取り付けられますので、キャリアを着けてのロングツーリングも可能です。
リアギアは7段、ハイギアーは用意されていません。フロントギアは1段で変速出来ません。
この点がちょっと物足りないと感じましたが、電動アシストという事できつい登りに対応したハイギアーは不要ですし、細かなギアチェンジも不要なのかもしれません。
フロントギアとバッテリーです。フロントギアはカバーで覆われているので見る事が出来ませんが、裾が汚れる事を防止してくれますから、一長一短だと思います。
バッテリーはフレームにうまく合わせて取り付けられています。色彩も良いです。
ただ、フロントギアが隠れてしまった事で、チェーン切れの際などの対応が面倒ではと考えましたが、切れる事はめったにないので良いのでしょう。わたしも張り替えた事はありますが切れた事はありません。
ペダル。普通の靴やスニーカーでもしっくりとする構造のペダルを採用していました。
チタニウムフレームの証。
オーダーメイドなので色やサイズなど多彩な組み合わせが出来ます。その分だけ納期に時間がかかりますが、オーダーメイドのバイクの納期に時間がかかるのは当たり前なので、気にする必要はないでしょう。
試乗は出来ませんでしたが、特別にまたがらせて頂きました。
思わず漕ぎ出したくなるほどの完成度の高さです。
わたし自身はGIANT Rock4500とKHSのWestwoodの2台を使い分けています。今のところ脚力に自信が有るので電動アシストのクロスバイクは縁がなさそうですが、1日の航続距離を今の100kmから更に伸ばしたいと思った時や、峠を中心にサイクリングを楽しみたいと思った時には、電動アシスト機能のクロスバイクが欲しくなるかもしれません。
脚力が衰えたと自覚した時は、航続距離を縮めて無理をしないようにするのが普通ですが、電動アシストのクロスバイクがあれば航続距離が今までのままで、サイクリングを楽しむ事が出来そうです。
キャリアや泥よけを取り付けるダボネジも着いていますので、長距離ツーリングも可能な仕様となっています。定年後に自由になった時間を利用して日本一周にこのクロスバイクで旅立つのも良いかと思います。最近のキャンプ場はほとんどがAC100V電源を備えていますので、充電にも困らないと思います。