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ニコンD90を持って、ようやくわたしの撮影フィールドの山へ行くことが出来ました。
撮影は箱根山と日本百名山の天城山です。これまでモニターをしてきたカメラは、全て日本百名山を撮してきたのですが、この時期、関東圏で登れる山を探してようやく見つけたのが天城山でした。
今回はわたしが主に使うキャノン 40Dを持参して、できるだけ同じ条件で撮影をしました。D90も40Dも中級機に属しますので、比較の対象としては良いのではと思います。
レンズの明るさの違いはありますが、面白い結果となりました。
D90と40Dの比較
箱根駒ヶ岳山頂から見た富士山
箱根山の駒ヶ岳の山頂から見た富士山です。ホワイトバランスの設定はオートで撮影をしました。Fナンバーを同じにして撮影をしたところ、わたしの見たままの景観を撮影出来たのはD90でした。40Dはやや暗く写り、空は青みが強すぎています。この傾向はFナンバーを「4」で撮影をしても同じでした。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/2000 sec | 1/1000 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/11 | f/11 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 17 mm |
駒ヶ岳から神山への縦走路
日射しがあたる地面でしたが、影が多く、雰囲気としては薄暗い印象の道でした。ホワイトバランスはオートで撮影しました。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/250 sec | 1/200 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/8 | f/5.0 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 17 mm |
大涌谷から見た富士山
やや逆光気味の日射しから、明るい富士山を写しました。Fナンバーを調整して何枚か撮影をして、ほぼ同じ様な印象の仕上がりになった写真を選んでみました。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/2500 sec | 1/5000 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/9 | f/4.00 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
28 mm | 20 mm |
伊豆スカイラインから見た相模湾と夜景
箱根山から天城峠へ移動する途中で撮した相模湾の夜景です。平野に都市の光があふれていました。暗いところでの撮影に強いD90ですがそれが裏目に出たようで、ISO 1600で撮影をしたにもかかわらず、実際の目で見たよりも明るく取れてしまいました。撮影は手持ちで行いましたので、手ぶれがあります。ホワイトバランスはオートです。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/25 sec | 1/13 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/4.0 | f/4.5 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
21 mm | 17 mm |
天城山脈の八丁池
天城山の八丁池を展望台から撮しました。凍てついた八丁池越しに富士の頂が顔を覗かせています。ホワイトバランスはオートです。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/500 sec | 1/1000 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/22 | f/10 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 17 mm |
凍てついた八丁池
凍り付いた八丁池です。氷の厚さはさほどでもなく、人が乗れば割れそうでした。ホワイトバランスはオートです。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/1000 sec | 1/800 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/14 | f/8 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 17 mm |
万二郎岳の登山道
日射しが傾いていて、万二郎岳の登山道はほぼ日陰となっていました。薄暗い登山道を撮しました。ホワイトバランスはオートです。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/125 sec | 1/60 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/5.0 | f/4.0 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 17 mm |
万二郎岳の山頂
万二郎岳の山頂です。逆光でしたので、日射しが樹木に隠れる位置から撮影をしました。ホワイトバランスはオートです。
Exif情報 | |
90D | 40D |
写真 | |
露出時間 | |
1/640 sec | 1/500 sec |
露出プログラム | |
露出優先 | 露出優先 |
Fナンバー | |
f/8 | f/4.0 |
ISOスピードレート | |
1600 | 400 |
レンズ焦点距離 | |
18 mm | 24 mm |
登山での使用感
D90と40Dの液晶ディスプレイの違い
撮影をしている時に気が付いたのですが、撮したカメラが映し出される液晶ディスプレイがD90と40Dでは、かなり違っていることです。D90の方が綺麗に映っていました。このため、帰宅して同じパソコンのディスプレイで見るまで、D90の方が圧倒的に綺麗に写っているものだと思っていました。
しかし、実際には思っていたほどの違いはありませんでした。
今回、ISOは全てカメラ任せで行いましたので、D90は1600で固定、40Dは400で固定でした。これを撮影の都度、修正すればもっと違った写真が撮れると思いますが、できるだけカメラ任せで撮影を行いたいというのがわたしの趣旨なので、ISOは修正をしませんでした。
持ちやすさ
- 大きさと重さは、わたしには40DよりもD90の方があっています。わたしの手の平は比較的大きいのでキャノン40Dでも十分に握れるのですが、D90の方がしっくりと来ました。大きさはD90が半周りほど小さいです。重さも若干ですが軽量です。これは手の平のサイズとの相性も有ると思います。
- 首からぶら下げた感覚では、D90は驚くほど持ち重りのしないカメラでした。デジイチのソニー α300は軽量コンパクトな割に持ち重りがして首が痛くなりましたがD90ではそのようなことはありませんでした。コンデジのカシオ EX-FH20よりも軽く感じました。これは、レンズとボディのバランスが取れていること、ストラップが疲れにくい素材と形状で作られていることが原因と思います。
首からぶら下げても疲れないという点では大きく重い40Dも持ち重りのしないカメラです。持ち重りしない理由もD90と同様だと思います。
登山フィールドでの取り扱いやすさ
- 2日間で400枚を撮影しましたが、どちらもバッテリーが無くなることはありませんでした。ニコンのデジイチのバッテリーの持ちの良さには定評があるので、数日の登山なら十分に対応出来そうです。冬期と言うことで気温が低く、早めにバッテリーが上がるのではと心配をしていましたが、杞憂に終わりました。
- 画像の容量がD90が1.2G、40Dが1Gなので、記録メディアの容量はD90の方がより大きくとります。大容量で高速のSDHCカードを用意しないと登山での撮影は厳しいでしょう。今回、使用しているD90はモニターなので4GのSDHCカードを使いましたが、4GBだと約600枚しか入りませんので1日持たない可能性もあります。8GBが欲しいところです。不足の事態に備えて2枚は必要とおもいます。
- 細かな設定は、一長一短があります。今回はISOなどの修正は一切行いませんでしたが、両機種とも各種の設定を専用のスイッチで行えるので、慣れれば設定はスイッチを見なくても行えるようになります。特にD90は1つのスイッチには1つの機能しか持たせていませんので、より使いやすいと思います。この点、40Dは1つのスイッチに2つの機能を持たせているので、若干慣れに時間が必要です。
- 起動の早さとピントが合う早さは同等でした。体感上の違いはありません。α300では起動と焦点が合う時間が1秒以上かかりストレスを感じましたが、そうした点はありませんでした。
- レンズカバーがD90の方がはずしやすいです。ほんのちょっとしたことですが、撮影の度に脱着するので重要なことです。40Dはそれほどでもありませんが、α300はレンズカバーがはずしにくいです。
以上、2日間の登山で気が付いた点を思いつくままに上げてみました。
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