10/24 2009に雨池峠から横岳、双子池を経由して蓼科山まで縦走をしてきました。
その際にペンタックスK-xの撮影をする際に、露光補正を変更して、どの程度実際の写真に変化が現れるか確認をしました。
撮影の時の天候は曇り、時折り薄日が差しました。
露光補正を試したかったのでそのほかの設定は出来るだけ固定しています。
撮影モードはAV(絞り優先)、日中の写真はISO1600に固定、ホワイトバランスはオートで撮影をしました。
大岳から見た蓼科山
北横岳から双子池に下る途中にある小さなピークが大岳です。
この頂から蓼科山の全容を見ることが出来ます。
写真がやや淡い色合いになっていますが、この写真が実際に見た色(忠実色)です。K-xはノーマルの設定では絵のチューニングがきつく施されていて忠実色の写真が撮れません。逆にノーマルの設定で撮れば優れた記憶色(写りの良い写真)になります。
シャッタースピード1/320
f/14
ISO1600
焦点距離18.00mm
露光補正+1.30
露光補正で写真の色を調整する
三ヶ岳の登りの岩
雨池山から三ヶ岳を越えて北八ヶ岳を縦走して双子池を目指しました。その際に見かけた岩です。
露光補正をかけていない写真は岩や樹木の葉の緑が濃く写されています。色が強調された記憶色になっています。
露光補正をかけた写真は淡い色合いとなっていますが、この写真が実際に見た色(忠実色)です。
シャッタースピード1/250
f/10
ISO1600
焦点距離18.00mm
露光補正0.00
シャッタースピード1/125
f/10
ISO1600
焦点距離18.00mm
露光補正1.00
双子池
横岳と蓼科山の間の鞍部にある小さな二つの池の写真です。
露光補正をかけた写真は池の水面の色と、池を取り囲む樹木の色がはっきりと出ています。
露光補正をかけていない写真は淡い色合いとなっていますが、実際に見た色(忠実色)はこちらの写真です。
シャッタースピード1/320
ISO1600
焦点距離20.00mm
露光補正0.00
シャッタースピード1/160
f/10
焦点距離18.00mm
露光補正1.00
森林の中を登る登山道
双子池から蓼科山へ登る急峻な登山道です。
樹木の葉は落ちていますが、樹木が密生しているのでやや薄暗いです。
露光補正をプラスとマイナスで撮影をしました。
見た色合い(忠実色)に近いのはマイナス補正をした写真です。
シャッタースピード1/125
f/5.60
ISO6400
焦点距離18.00mm
露光補正+0.30
シャッタースピード1/250
f/5.60
ISO6400
焦点距離18.00mm
露光補正-0.30
蓼科山の頂から見た横岳と八ヶ岳
午後4時過ぎに蓼科山の山頂に到着しました。山頂からは今登ってきた横岳と、その奥に八ヶ岳が見えました。
露光補正をプラス側で2枚撮影をしました。
シャッタースピード1/320
f/6.30
焦点距離18.00mm
露光補正+2.00
シャッタースピード1/640
f/6.30
ISO3200
焦点距離18.00mm
露光補正+1.00
感想
K-xで目で見た色の忠実色で写真を撮ることはかなり難しいことが分かりました。画像処理エンジンのチューニングが記憶色を強調しているからです。
その代わり、カメラ任せでホワイトバランスと露光補正を適時に設定を変えれば、好みの絵を写真に収めることが出来ます。
K-xで写真を撮る時、基本はカメラ任せです。写真を撮った後に表示される液晶モニタで写真を確認をして、好みの色が出ていなければホワイトバランスと露光補正に補正をかけて撮り直します。
今回は同じ箇所で露光補正を修正して何枚も写真を撮影して、K-xというカメラの特性を確認しました。多いシーンでは5枚ほど撮っています。写真も補正をかけながら撮影をすると思いの外時間がかかります。
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