登山の携帯食料にライトミールはなるの? 結論・なります!!

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今年、夏に八ヶ岳と北アルプスの縦走登山をするための準備を春からしていたのですが、7月下旬に右膝を壊してしまい8月はトレーニングとリハビリのために山に登れませんでした。
縦走登山の靴やザック、テントやシュラフなどは最適なものを購入したのですが、それ以外に気になっていたのが食料でした。

普段の日帰り登山では携帯食料としてライトミールを持参していて、これを食べることで体力の維持をはかっていました。しかし、数日に渡る登山にライトミールだけで栄養やカロリーが足りるのかどうかを確かめる前に膝を壊してしまいましたので、確認というか実験は膝の治った秋に行いました。
ライトミールは1箱に2袋入っています。わたしは4袋(2箱分)をザックに入れて山に登ります。

結論から言うと、体質や体格にもよると思いますが、わたしの場合で言えば5日間の登山でもライトミールだけで十分に体力の維持が出来ることが分かりました。わたしのように食事に無頓着な人なら大丈夫ですが、食事に気を遣う人ですと、毎日の食事がライトミールだけというのは精神的に厳しいかもしれませんが...。
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ライトミールだけで連日の日帰り登山を実施

今年の秋は膝に不安を抱えていたので縦走は断念していました。
日帰り登山なら膝が痛くなっても、夜になっても自力で下山出来ますが、縦走登山の丁度中間付近で膝が痛くなった場合は、自力での下山が不可能となります。そのため、膝の痛みが引いてからも、リハビリをかねた日帰り登山を行いました。

いつも持ち歩いているライトミールです。一箱に2袋入っています。
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ほとんどの場合は4袋、2箱分をザックのポケットに入れています。短い登山の時は2袋の時もあります。
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これは越後の平ヶ岳の山頂でライトミールを食べているところです。日帰り登山の場合はめったにライトミールを4袋食べることは無いのですが、平ヶ岳は往復11時間以上かかる山でしたので、珍しく4袋を平らげました。平ヶ岳登山記
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北陸編

最初に選んだのが北陸の山です。関東からは丁度反対側に位置していて、高速を使っても行きにくい場所にありますので、機会がないと訪れにくい場所です。日本中を旅してきたわたしも北陸は縁が薄く4、5回しか訪れていません。特に石川県、昔で言えば加賀の国は2回しか訪れていませんので、今回が3回目となります。
仕事の関係で石川県の松任市(現白山市)を訪れ、用事を済ませてから翌日以降の3日間、登山に励みました。

このときの目的は3つ有ります。
1つは訪れにくい北陸の山を全て登ってしまうこと。
2つは脚の痛みが完全に治ったかを確認すること。
3つは食事を全てライトミールですませることが可能かどうか確かめること。

初日は白山、日本三名山の一つに登りました。脚の調子が良いのと、久しぶりの登山で体が軽いのとで調子に乗り山頂を縦走してお花畑を経由してから下山しました。入山が5:45、下山が17:05でした。約11時間の登山です。
食事はライトミールを2回、食べただけでした。この日は寝る前の夜食にライトミールをもう1袋食べたので計3袋を食べたことになります。(1箱半を食べたことになります)
この日の登山記録は白山登山記としてまとめてあります。

翌日は荒島山へ登りました。
さすがに昨日の11時間の登山の疲れが残っていました。登山に要した時間は登りが約4時間、下りが約3時間でした。食事の回数は昨日よりも多く、往路で1袋、山頂で1袋、復路で1袋を食べました。夜食に1袋を食べたのでこの日は4袋(2箱)を食べたことになります。
荒島山の登山の記録は荒島山登山記としてまとめてあります。

3日目。伊吹山に麓から登りました。9合目までスカイラインが通っているので、登山道は人が少なく静かです。
急峻な坂を登るので体力の消耗が激しく、ライトミールの摂取は登りで1袋、山頂で1袋でした。
伊吹山の登山の記録は伊吹山登山記にまとめてあります。

以上、最初の実験では3日間の登山にライトミールだけで栄養が足りることが分かりました。次はもうすこし長い期間での実験を行いました。

西日本編

9月の5連休に西日本の山を登ることにしました。
脚力は完全に回復したので、今回はライトミールで5日間、過ごせるかどうかが実験の対象です。

前日の夜に出発をして、初日の午後に岡山県の蒜山に到着しました。運転の疲れが残っているので、無理はせず、上蒜山だけを往復した登山となりました。
この日は下山後の夕食に1袋、夜食に2袋のライトミールを食べました。
蒜山の登山の記録は蒜山小登山記としてまとめてあります。

翌日は午前中に大山に登り、午後は中海と宍道湖をカヤックで楽しみました。
ライトミールの摂取は大山の山頂で1袋。夜に車で四国へ移動の途中で1袋、夜食で1袋でした。計3袋(1箱半)。
大山の登山の記録は大山登山記としてまとめてあります。

3日目。西日本の旅で一番長い距離を歩く愛媛県の石鎚山登山の日です。当然ですがロープウェーは利用せず石鎚古道と呼ばれる山麓の山村から登りました。下りも歩いて登山口へと降りました。歩いた時間は登りが約5時間、下りが約3時間です。
ライトミールの摂取は登りで1袋、山頂で1袋、下りで1袋、夜食で1袋の計4袋(2箱)。
この日の登山の記録は石鎚山古道登山記としてまとめてあります。

4日目。今回の旅の一番の楽しみの四万十川下りです。登山と違って上半身を主に使います。
体力的には登山ほどきつくはありませんので、ライトミールは昼食に1袋、夜食に1袋(計2袋、1箱)を食べただけでした。
この日の記録は四万十川のんびり1日ツーリングとしてまとめてあります。

5日目、最終日です。午前中に剣山に登り、午後は吉野川を下りました。
剣山の登頂では距離が短く歩いた気がしませんでしたので、手前に見える次郎笈まで脚を伸ばしました。剣山の登山の記録は剣山周回記としてまとめてあります。
午後は美馬から吉野川を下りました。
ライトミールの摂取は次郎笈の山頂で1袋、吉野川下りの途中で1袋でした。計2袋(1箱)。
これで、登山やカヤックの食事は、短期間で有ればライトミールだけで十分と言うことが分かりました。

北東北編

10/10-10/12にかけて3泊3日の登山とカヤックの旅をしてきました。エリアは北東北です。食事は全てライトミールでした。

初日は岩手山と八幡平に登りました。
1日で2つの山に登るのはかなり体力を消耗するので、ライトミールは5袋平らげました。
岩手山の登山の様子は岩手山登山記としてまとめてあります。
八幡平の登山の様子は八幡平登山記としてまとめてあります。
興味のある方はご覧下さい。ただし、カメラは都合上、わたしの所有しているキヤノン EOS 40Dを使用しています。

岩手山の頂き。
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八幡平の長沼
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2日目は午前中に秋田乳頭山に登り、午後は田沢湖をカヤックで横断しました。
乳頭山の登山の様子は秋田乳頭山登山記してまとめてあります。
田沢湖のカヤックの様子は田沢湖横断記としてまとめてあります。

乳頭山の全景。
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田沢湖上の青空。
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3日目は月山に登りました。標高差があまりないので午後1時には下山をしました。ただし山頂付近の気温は零度以下、強風のため体感温度はかなり低く体力は消耗したと思います。
月山の登山の様子は月山登山記にまとめてあります。

月山の冬景色。
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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2009年10月15日 14:40に書いたブログ記事です。

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