今朝の日経新聞 Plus 1に「体が硬ければ血管がカチカチ」とう記事が掲載されていました。
具体的な体の固さ、柔らかさを計る目安として前屈が述べられています。標準的な前屈の距離は30センチから40センチほど。もしこの距離に届かないと体が硬いと言うことになるそうです。
標準的な前屈距離は立った状態で体を前へ屈め、指先が床に届く程度です。膝当たりしか届かないと固い、握り拳が届くと柔らかいとと言えます。
ちなみにわたしは握り拳が床に届きましたが手のひらは届きませんでしたから、やや柔らかいという体でした。
体が硬いと血管も固くなるそうです。
この傾向は加齢が進むほど顕著に見られるようです。40~50代は体が柔らかい人と固い人の間で、上腕から足首まで血管の脈拍が伝わる速度が1秒当たり役60センチ早かったそうです。なぜ早くなるかというと、血管が固くなったために動脈硬化を起こしていて、血管の弾力性が乏しくなり、心臓から送り出されたときの血液の圧力を血管の弾力性で吸収できないためです。
血管が固いと心臓や血管に負担がかかり脳卒中や心筋梗塞に陥りやすいことは周知の事実。
体を柔らかくすることと軽運動で血管も柔らかくできるそうです。
健康のためにも軽いストレッチと軽運動を始めて見てはいかがでしょう。
わたしは15年ほど前からストレッチを毎晩行っています。当時も今もそうですが、オートバイに乗って激しいライディングをするのには体の柔軟性が必要なためです。ストレッチを始めた当初は体が硬く指先が膝頭にしか届きませんでした。数ヶ月、ストレッチをすることで指先がつま先に届くようになり、やがて握り拳が届くようになりました。
体質からか、これ以上は体が柔らかくはなりません。手のひらは届きませんでした。
軽運動を最近では洒落て「有酸素運動」と呼ぶそうです。軽運動は以前は毎日1時間から1時間半ほど自転車を時速20キロ以上の速度で走っていましたが、登山を始めるようになってからは足腰と膝の筋肉を鍛えるために屋内トレーニングに変更しました。時間にすると屋内トレーニングが約20分、ストレッチが約10分です。
加えて日常の生活では自動車は使わず、もっぱら自転車を使用しています。1日当たりに乗る時間は短く数十分程度ですが、毎日のことですので積み重ねれば馬鹿にならない運動量になります。
改まってスロージョギングを始めての長続きがしない場合が有りますが、通勤に自転車を用いる、コンビニに買物に行くときはスロージョギングの歩行速度で軽く走ってみる、など日常生活の中で工夫をすれば軽運動は比較的容易にできると思います。
ストレッチは夜のテレビを見る時間に、20分ほど床に座って前屈をしたり体を左右に伸ばしたりすることで行えます。健康のためと力まずに軽い感覚で始めると長続きがします。