昨日(3/28 2009)、ヤマダ電機でソニーの最新型液晶テレビ、「BRAVIA KDL-NX800 46インチ」の購入を予約してきました。バックライトにLEDを採用したニューモデルの中でのハイエンドモデルに位置するそうです。発売日は当初の予定では4月末日だったそうですが、LEDバックライトの生産が現行機種の対応で手一杯となり、発売しても品薄となることが予想されたので発売日を急遽延期して6/10店頭発売となったそうです。発売日の延長は3/26に第一線の営業マンに伝えられたそうですから、本当に急な決定のようです。
購入と言っても現物はまだ店頭発売されていませんので、契約をするといったかたちになりました。その際に進められたのが3Dテレビです。
韓国のサムスンやパナソニックにつついてソニーも6月に3Dテレビを発売するので「いかがですか?」と言う話だったのですが、わたしは視覚の身障者なので3D映像を立体的に見ることができないので2Dモデルのハイエンドモデルを購入することにしました。
偶然というか、翌日の今日、日本経済新聞に「3Dテレビを家庭で見たい55%」と言う記事が掲載されていました。
この中でわたしの注意を引いた数字が2つあります。
一つはテレビの視聴ユーザーの過半数を超える55%の人が3Dテレビを欲しいと思っていること。
もう一点は、アバターなどの最新3D映画を見た人の1割が「気持ちが悪くなった」と解答していることです。
3D映像は1つの画面に二重の映像を映し出して、メガネをかけることで右目と左目とに異なる映像を見せながら、脳の中で一つの映像になるような「錯覚」を起こさせることで立体感を生み出しています。
わたしはうろぐのなかで「手軽に3D映像を楽しめるフローティングビジョンFV-01と視覚障害者のレビュー パイオニア」という記事を書きましたが、斜視という身障者であるわたしには3D映像を見ることができません。
日本経済新聞の3Dテレビに関係するアンケートではこの点をわずかに触れているに過ぎませんが、テレビを見るユーザーの10%が3D映像を不快に感じると言うことは、メーカーやコンテンツ制作会社も重く受け止めて貰いたいと思います。
3D映像を不快と感じた10%のユーザーが全てわたしの様な斜視などの身障者なのかは不明ですが、無視できない購買力を持った数字と思います。
3Dテレビという高付加価値の製品を売ることで他社との価格競争に陥らないで済む企業戦略が、過半数のユーザーから期待されている反面、期待しているユーザーに対して2割のユーザーが不快と感じている点も企業は目を配らないと、ユーザーフレンド-リーな企業というイメージを得られない可能性もあります。
3D映像は、今後間違いなく映画やテレビ、ゲームなどの映像の分野で主流を占めてゆくと思われますが、身体的に3D映像に耐えられない人々がいることも忘れないで貰いたいとおもいます。