ソニーの新製品、Bloggieを2週間ほど借りてモニターをしてみました。
サンヨーのXactiと真っ向から対決するモデルのMHS-CM5です。
先日、サンヨーのXacti 2010モデルの新製品発表会に参加できましたので、Xactiとの比較を交えてレビューを書きます。
このレビューは「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
Bloggieレビュー
写真で見るBloggie
カバーを開けるとUSBソケットが出てきます。
USBソケットが内蔵型ですと、出先で「USBケーブルを持ってくるのを忘れた」ということが無くなるので、おすすめの機能です。
このカバーをあけたところにHDMIソケットなどもあります。
底面にはバッテリーパックとSDHCカードソケットがあります。
SDHCカードやバッテリーの取り付け、取り外しは癖が無くて楽です。
bloggieを使ってみる
撮影スタイルはこのようになります。
形状から右利きでも左利きでも撮影できるのが特徴です。
Xactiの様に拳銃のグリップのように斜めになっていません。
長方形なので、握りにくいです。
また、握ってみると意外に大きく感じます。
手の小さな女性に持って撮影をして貰いました。
使った感触では大きさは気にならなかったそうですが、わたしが「大きく感じませんか?」と聞いてから再度使って貰うと、「確かに大きすぎます」という解答でした。
こんな使い方ができます。
人垣で普通のカメラでは撮影できない時でも、液晶モニターを下向きにすれば撮影が可能です。
このあたりはXactiと同様です。
ハンディカム型のビデオカメラでもできますが、グリップ型の方がこの姿勢では取りやすいです。
三脚で固定をして、液晶モニターを自分に向ければ自分撮りができます。
大きさの比較。
カシオ Z450とbloggieの比較です。
レンズカバーを取り付けてある分だけ、bloggieが野暮ったく見えます。大きさに違いはありません。どちらもポケットサイズです。
ちなみに両機種とも写真もビデオも撮影ができます。デジカメを選ぶかbloggieやXactiを選ぶかは、写真を主に撮影するか、動画を主に撮影するかによります。
bloggieで一番感動したのがUSBソケットをノートブックのUSBソケットに差し込むと、ノートブックと平行におけることです。
意外にデジタルカメラをUSBケーブルでパソコンに直結すると、ケーブルが短すぎてぶら下がったようになったり、長すぎて取り回しに邪魔になったりします。bloggieは延長ケーブルも付属していますので、ディスクトップでもUSBケーブルで直づけできます。
写真の品質
ちょっと残念なのは写真の画角が狭すぎることです。
カシオ Z450と同じ被写体を撮影すると、広角側が明らかに狭いです。
画質は悪くありませんので惜しいところです。
オートフォーカスの合う時間が短くストレスを感じません。
写真は補正を一切行わずに撮影をしましたが、美しく被写体をとらえています。料理の色を再現するのは意外に難しいのですが、かなり高性能の画像処理エンジンを搭載しているものと思われます。
動画の品質
フルハイビジョン(1920*1080)と128*720の二種類の動画を撮影しました。
このサイズでフルハイビジョンは、画質的に無理があるようです。フルハイビジョンの規格で映像が撮れるという程度の画質で、フルハイビジョンならではの画質ではありませんでした。
逆に1280*720の画質の方はなかなかよい絵が撮れます。
フルハイビジョンにこだわりがなければ、容量も小さく抑えられるので、1280*720の画質で動画を撮影するのがおすすめです。
※:フルハイビジョンの映像はわたしが所有するキャノンのデジタル一眼レフカメラ EOS 7Dのフルハイビジョン動画撮影機能で撮影をした動画と比較して比べてみました。
※:サンヨーのXactiとの動画の比較ですが、フルハイビジョンではほぼ同等の画質です。
感想
ソニーがXactiを追撃する製品でしたので期待が大きかったのですが、残念ながら2010モデルのXactiには及ばない点が多くあります。動画、写真、ともに品質ではXactiを上回っていると思いますが、製品コンセプトでXactiに軍配が上がります。Xactiの方が圧倒的に撮影をしていて楽しく感じる製品でした。Xactiならいつでも持ち歩いて、その場で撮影をしたくなるデザインですがblggieはXactiに比べてやや大きく、握った感触も良くありません。
操作性はXactiよりもよく、特にズームとオートフォーカスのスムースさはXactiを大きく引き離していると感じました。Xactiのボディーにbloggieの内部を入れ替えたら理想のポケットビデオカメラができるのではと思います。
追記:付属にbloggieはPMB(Picture Motion browser)が付属しています。
わたしはPMB VAIO Editionを1月ほど扱っていましたが、とてもすばらしアプリケーションでした。
カメラに付属しているPMBはPMB VAIO Editionほど多機能では無いと聞いています。時間的な都合で、PMBまでは確認できませんでした。
このレビューはWillVii株式会社運営の家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...「モノフェローズ」に興味のある方はこちら。
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移転について
この記事は別のブログに書いたものですが、そのブログを一時閉鎖することになりましたので、こちらのブログに移転することになりました。
わたし個人の所有のカメラ用品だけでなく、モニターとして貸与を受けた製品も含まれているので、削除するよりも移転して継続して掲載することにしました。
記事の入力された年月日は当時のままです。
2011/4/19