昨年の紀伊半島登山のとき、大峰山脈の八経ヶ岳の復路で日没後に吹雪に遭い、遭難の危険を感じました。そのときもGAMIN製のGPSが大変に役に立ったのですがいかにせん旧式のGPSなので精度が悪く、また廉価なので地図も表示されません。
ガーミン イートレック ビスタ HCxレビュー
VISTA HCxのメリット
VISTA HCxを選択した理由ですが、下位モデルには標高を気圧で修正する機能がついていないのに比べてVISTA HCxには当日の気圧による高度の修正機能がついていることが決定的でした。
それ以外の機種は精度その他の問題から購入の対象にはなりませんでした。
VISTA HCxは厚い雨雲と雨、森林の中でもGPSのトラックログの微弱な電波をとらえることが出来るという販売店の店員の話も大いに参考になりました。
と言うのも、昨年の屋久島登山では、厚い雲と雨、屋久杉の密林の中ではわたしの所有するGPSでは電波が受信できなかったからです。
受信能力の実力
購入したのが今年の春先、その後、筑波山で何度もテストを繰り返した後、美ヶ原、木曽駒ヶ岳、越後駒ヶ岳登山に使用しました。
結果は完璧ではありませんでしたが、まず満足のいくものでした。
森林の中で岩陰などになると、やはり電波は受信できない様なので、ところどころトラックデータが途切れていることがあります。これはやむを得ないでしょうが残念です。
筑波山では密雲の中、樹林帯を歩いてみましたが、岩がなければ受信が途切れることはありませんでした。
設定の多様性
トラックデータを取得するのには、設定が柔軟な用が後々の処理を簡素化できます。
わたしはGPSのトラックログをオートバイ、自転車、ジョギング、登山に使用していますが、それぞれ移動速度が違っていますので、トラックデータを取得する間隔も変えられるのが理想です。
VISTA HCxは距離なら10mからトラックデータを取得する様に設定できます。
時間なら1秒から1秒間隔でトラックデータを取得する様に設定できます。
わたしはオートバイは移動速度が速いので10秒ごとにトラックデータを取得しています。もっとも移動速度の遅い登山では1分間隔でトラックデータを取得しています。
時間だけでなく距離でも設定できるのが使用できる範囲を広げてくれると思います。
トラックデータの多様性
付属のアプリケーションをパソコンにインストールすると、地図上にトラックデータを表示させることが出来ます。
その上で、VISTA HCxから取り込んだトラックデータは複数のフォーマットに変換して出力することが出来ます。
一番うれしいのは、テキストフォーマットによるログの出力です。テキストデータですと、加工なしでCGIで処理をすることが出来ます。
わたしは自然派空間|登山というサイトを運営していて、このサイトにGPSのトラックデータをGoogle maps上に表示させていますが、トラックデータのログを直接読み込ませることが出来るので便利です。
その他の機能
わたしはトラックデータの取得以外に今のところGPSのトラックログに求めている機能はありませんが、VISTA HCxにはナビゲーション機能が搭載されています。
別売りのアプリケーションをインストールすることで、カーナビやサイクルナビゲーションにすることも出来ます。
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