尾瀬湿原で手回し式充電器で携帯電話に充電をしてみた

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登山で何が不便と言っても携帯電話の電源の確保ほど不便なことはありません。
わたしはフリーのSEなので、平日でも仕事がなければ山登りに出かけますが、あと一息で登頂という時に仕事の電話がかかってくることも希にあります。
登山では、中腹は電波が届かないものの、山頂は360度の視界が開けているので、以外に電波が届くのです。

仕事の電話がかかれば、内容によっては即刻に下山となります。山頂は当然お預けです。

それはよいとして、電波が届かない区間の方が多いので、通常は電波をオフにしておき、1時間ごとに電波が通じるか通じないかを確認しながら登ってゆくのですが、中腹でも電波が届く場合は電波をオンにして登ります。しかし、電波そのものは弱く、また断続的に圏外になるので、バッテリーの消耗が激しくなります。
わたしは携帯電話の予備バッテリーを登山に持って行きますが、それでも日本アルプスを数日間にわたって縦走する場合には電源が足りなくなることがあります。

今回、みんぽすでソニーの手回し式充電器が貸し出されると言うことで、ものは試しに借りることにしました。
同様の商品はよくホームセンターなどで売られていますが、聞いたことのないメーカーばかりで実用性に不安があり買う気が起きません。やはり世界のソニーの信頼がないと使う気も起きないものです。

みんぽすから商品が届いた時は、運悪くわたしがすでに南アルプス縦走のたびに出かけた後でした。帰宅後、体力の回復を待って、尾瀬に登山に行く時にソニーの手回し式充電器・非常ラジオ「ICF-B02」を持って出ました。
写真は至仏山を背景に尾瀬湿原で撮したものです。時間的な余裕がなかったので、パッケージごとザックに放り込んで出発しました。
ソニー 手回し式充電器

このレビューは「みんぽす」から商品を無償でお借りして掲載しています。(詳細は末尾で)
4591-1368-179575

登山で手回し式充電器を使ってみる

当初は檜枝岐村から御池に車を止め、燧ヶ岳を登ってから尾瀬湿原を横切り至仏山に登ってからテント泊。そのテント泊の間に手回し式充電器で携帯電話に充電をしたり、ラジオやLEDライトの輝度の実用性を確かめるつもりでいたのですが、わたしの歩くペースが余りに速く、1泊2日の登山を、急遽日帰り登山に変更しました。

この判断が間違いだったことは、下山後に分かる事になります。入山が午前7時で、下山が翌日の午前2時45分、17時間以上も歩いてしまいました。
燧ヶ岳、至仏山登山参照。

日が暮れた時点で、手回し式充電器を取り出し、携帯電話に充電をしてみます。説明書には1分間充電器のハンドルを回すと3分間の通話が出来る電気量が充電されると書かれています。
ソニー 手回し式充電器

といって、このときに携帯電話に充電をしたのは通話のためではなく、わたしのGZ1についている特殊機能の一つの高輝度LEDライトを点灯させるための充電でした。
GZ1の高輝度LEDライトは足下を照らすと歩けるほど明るいので、手持ちのヘッドライトのバッテリーと予備バッテリーを使い切った場合に備えて充電をしてみました。
ソニー 手回し式充電器

ついでに言うと、ヘッドライトのバッテリーが切れた時には予備バッテリーと交換をするのですが、そのときに手元を照らすのもこのGZ1のLEDライトです。

感想はと言うと、まず、手回し式充電器が重すぎるので、登山に持って行くのには無理があります。根本的に使用方法が違っていると言うことでしょう。
オートバイツーリングや自転車ツーリングなど、重さを余り気にせずに旅をする場合には重宝すると思います。

あくまでも緊急用途なので、充電される電気の量は、わずかです。
乾電池でも動作するような構造ですので、実際の使用は乾電池がメインで、手回し式充電器は予備と思った方が賢明でしょう。

自宅で使ってみた

帰宅後、十分に使えなかったので、再度使ってみました。
まず、手回し式充電器のハンドルが適度な重さがあることと短いことが気になりました。5分くらいなら何とか回していられますが、それ以上回し続けるのは苦痛でした。
ソニー 手回し式充電器

2種類のライトがついています。
こうしたアイテムは災害時の使用をうたい文句にしがちですが、この2種類のライトはアウトドアでテントを張って野営をする際に重宝します。
キャンプ場では暗がりの中で仲間と話をするのですが、このライトを、ソフトにして真ん中に置くと、全体を照らすことは無理ですが、暗闇となる事は防げます。
ソニー 手回し式充電器

自分のテントの中で使う場合や、キャンプ場を歩く際に足下を照らす際には懐中電灯型のLEDライトを使えばよいでしょう。
ソニー 手回し式充電器

この手回し式充電器・ラジオもパッケージに「災害時、緊急時でも安心」と書かれていますが、アウトドアで実用に耐えられれば、災害時にも使い物になります。
このソニー製品はその点、合格です。ただし、耐久性がどの程度あるかは、使い込んでみないと分かりません。

最後にラジオの性能です。
大昔、トランジスタラジオのソニーとして飛躍した会社なので、わたしは3代にわたってソニー製のポータブルのトランジスタラジオを愛用していますが、他社製品と比べて、格別性能がよいと思ったことはありません。むしろ、受信能力の点ではひけを取ることもしばしばです。
このICF-B02は受信能力は極平均的で、過不足はありません。
少なくとも被災時に地元のNHKが受信できないと言うことはないでしょう。

このレビューはWillVii株式会社運営の家電・PC・携帯・ゲームレビューサイト「みんぽす」から、「モノフェローズ」として...
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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2010年8月26日 13:37に書いたブログ記事です。

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