アジャイルメディアから style="margin: 0px 5px 5px 0px; float: left;" 11月号をいただいてから、はや一月が過ぎてしまいました。
本の感想文は、子どもの頃から書くのが苦手です。毎週数日、思い出しては読み返し、時間を割いては読後の感想を書いているのですが、とりとめのない文章ばかりでいっこうに書き上がりません。
といってこのままでは年が明けてしまうので、まとまりがないならないでアップすることにしました。
ナショナルジオグラフィックの印象
ナショナルジオグラフィックのページを開いて半ばまで呼んだ印象は、日本の科学雑誌のニュートンにとてもよく似ていると言うことです。
ニュートンは科学がテーマで、イラストをモチーフとして多用しています。
わたしは創刊の時からのファンで、創刊前後に当時の編集長の竹内氏がテレビ等に出ていて、そのときの言葉をうろ覚えテイルのですが、「難しいと思われている科学を一般の読者に理解して貰うために、写真だけではなくイラストを多用した」と言うことです。
ナショナルジオグラフィックは名称の通り、地球がテーマで、写真をモチーフとしています。
イラストは、写真や文章では伝えにくい解説に用いられています。
写真の長所と短所
上記のように写真を使って地球のことを読者に伝えることを目的としているナショナルジオグラフィックですが、それだけに写真の持っている長所と短所もこの雑誌には備わっています。
写真の長所の一番はリアリティにあるでしょう。
百聞は一見にしかず。
百万言の言葉よりも、一葉の写真で全てを伝えることが出来る場合が多くあります。
ナショナルジオグラフィック11月号の中では、「日本縦断3つの海」でしょう。海の中の様子は文章やイラストよりも写真の方が適切に読者に伝えることが出来ます。
しかし、写真のリアルさが一人歩きをして読者を惑わしてしまう場合もあります。
内戦の終わったスーダンの特集の中で、両開きのページに額が血だらけの少年の写真が掲載されていました。
「内戦=拷問」や「アフリカの内戦=少年兵」と言う図式がわたしの頭の中にあったために、この-ページの短い文章が目に入らず、内戦の時に反政府側として戦った少年兵が捕虜となり拷問を受けた直後の写真だろうと勝手に思い込んでしまいました。
その後、読み返してみるとそうではなく、部族の成人の儀式でつけられた傷だと分かりました。
これなど、血まみれの少年という写真が衝撃的なために、読者の思考が一人歩きしてしまった例と言えます。
国内と海外の執筆者
ナショナルジオグラフィックの発行元は海外にあります。
日本語版の編集は国内で行われていますが、記事の大半は海外の執筆者の手によるものです。
外国人の執筆による記事ばかり読んでいるためか、希にある日本人が書いた記事にひどく違和感を覚えました。何処がどう違うとは指摘できないのですが、開国人の記事を読み慣れてしまうと、日本人の記事はとてもつたなく感じます。
元の雑誌が海外で編集されている事のメリットは、普段の日本人にはなじみの薄いアフリカのスーダンの特集を読めることでしょう。
欧米ではアフリから身近な存在です。
教訓
こんなに苦労をするなら応募しなかったと思うのも後の祭り。
ナショナルジオグラフィックに割いた時間があれば、どれだけ他のブログの記事が書けたかと思うともったいない気もします。
これからは自分の得手不得手をよく考えて応募をしなければと思います。良い教訓です。