震災の後、買物が不自由となりました。
買えないものを探していても仕方がないので、あり合わせの材料で料理を作って、それなりに生活を楽しんでいます。
スーパーに買い物に行くと、米やパンは売り切れていてないのですが、面白いことに、小麦粉はほとんど買う人がいないことです。在庫が普段とかわりがありません。パスタもうどんも小麦気があれば簡単に作れます。
手打ちうどんの写真を撮ろうとカメラを構えたら、あえなく停電。やむなくフラッシュで撮影をしました。
年間、50日から多い年で100日以上をツーリングテントの中で過ごしているので、電気やガスがない生活というのに、特に不自由は感じません。
ここで紹介する手打ちうどんは、わたしが子どもの頃から打っているうどんです。
子どもでも美味しく打つことが出来ます。
わたしはこのうどんをこどもの頃から食べているので、関東の不味いうどんは食べられません。
作業時間、20分
手打ち盛りうどんの材料
- 小麦粉適量(薄力粉です)
- 水適量
- 塩ひとつまみ
- 昆布一欠片(出汁用です)
- しょう油適量
- すりごま適量
- 焼き海苔適量
材料はこれだけです。
出汁は昆布で取りましたが、かつお節でもかまいません。
薬味にはすりごまと焼き海苔を使いましたが、ネギやおろし生姜など、好みのものを使ってください。
作りかた
大きめの鍋にたっぷりの水を入れて湧かし始めます。
昆布を一欠片と水を小さな鍋に入れて、沸かします。沸騰させる直前に火から下ろします。
小麦粉をボールの中に入れて、塩をひとつまみ入れます。
水を少量入れてかき混ぜてなじませます。
小麦粉がどろどろとならないように注意をしながら水を少しずつ足して行きます。
適量の水が入れられたら、小麦粉を掌でこねます。力は入れず、軽く利き腕の掌の付け根でこねてください。
こねていると、少しずつ柔らかくなる時があるので、そのときはスプーンで小麦粉を少しずつ振りかけてください。
5分ほどこねたら伸ばす作業をします。
床にビニールシートを敷いて、麺棒でこねた小麦粉を伸ばします。
伸ばしていると、粘りけが出てきてシートにくっつくので、スプーンで小麦粉を振りかけます。
適度に薄く伸びたら、スプーンで小麦粉を振りかけます。これは、包丁で切る時に、切ったうどんがくっつかないようにするためです。
俎に小麦粉を振りかけて、くっつかないようにしてから、切ります。
切ったうどんは、手でよくもみながら、沸騰した湯の中に入れます。よくもむと、切った面に小麦粉が着いて、うどんどうしがくっつくのを防止してくれます。これを怠ると、うどんが固まってしまいます。
数分茹でたら、ざるにあけます。
水道水でざるの上のうどんを手でしごきながら冷まします。こうすることで腰が出ます。
事前に用意をしておいた、昆布から摂っただし汁に水としょう油を加えて、適度な味に整えます。
焼き海苔をガスコンロの火で軽くあぶります。
うどんを器に盛り、のりをかけたら出来上がりです。
文章で書くと長くなりますが、慣れれば15分足らずで出来る、とても簡単な料理です。