ゴボウとニンジンのキンピラは風味の強いゴボウが主役で、ニンジンはゴボウの前では甘みのある箸休め的な存在となってしまうのですが、らでぃっしゅぼーやのニンジンはだいぶ違っています。
作って食べて見て驚きました。
先月にたまたま冷蔵庫の中を整理していたら、らでぃっしゅぼーやの土着きのニンジンが出てきました。
土着きだと、気温の低い冬なら根菜は相当の日数が持つのですが、いまでは土着きの野菜を手に入れるのはとても大変なことになりました。
ニンジンを切ってみると、色が濃いのが分かります。
色だけでなく香りも強いです。
これがゴボウとニンジンのきんぴら。
ゴボウの味よりもニンジンの味の方が勝っています。
びっくりする味なのですが、美味しいと感じるかどうかは個人差があると思います。というのも、これ、きんぴらゴボウなので、ニンジンの味のが強いときんぴらゴボウにならないのです(笑)。
わたしはきんぴらニンジンが好きで、よくニンジンを柵切りにして、しょう油とみりんで甘しょっぱい味付けにするのですが、らでぃっしゅぼーやのニンジンをきんぴらにするなら、ごぼう抜きの単独で料理した方が向いている気がします。
昔の野菜は味が濃かったと聞くことがあるのですが、このニンジンを食べて初めて意味が分かりました。
味の濃い野菜はどの様なものか、話の種に食べて見るのも面白いかも知れません。
理屈抜きで、衝撃的な味です。