一昨日(2011/4/13)に高尾山の桜を見に出かけました。
ルートは高尾山口駅から歩き始め、高尾山-小仏城山-景信山-堂所山-陣馬山-生藤山-浅間峠までです。
一昨日(2011/4/13)に高尾山の桜を見に出かけました。
ルートは高尾山口駅から歩き始め、高尾山-小仏城山-景信山-堂所山-陣馬山-生藤山-浅間峠までです。
八王子の街の桜は満開の時期を迎えていたのですが、さすがに標高600m近くある高尾山の山頂の桜にはまだ早く、一分咲きと言ったところです。
今週末でも早そうで、来週末が見頃に思えました。
このルートは何度も歩いてきていますが、桜の木を見ながら歩くのは初めてで、高尾山からもみじ台、一丁平、小仏城山にかけては、多くの桜の木が生えているのを知りました。樹皮を見るとソメイヨシノではなさそうなので、山桜かもしれません。
歩道に沿って並んでいるのは植樹をされた木の様ですが、山肌にぽつんと生えているのは人の手で植えられたのではないでしょう。
距離の内訳と標高
総距離は約34.2km(陣馬山から和田峠までは不明なので含まず)、総歩数約7万9千歩、総時間11時間53分。
高尾山口駅を6:53に出発。
上野原駅に19:31に到着。
- 高尾山口駅から表参道経由で高尾山まで3.8km(8:02)
- 高尾山から陣馬山まで10.1km(11:40)(陣馬山から和田峠までは含まず)
- 陣馬峠から生藤山まで5.0km(14:47)
- 生藤山から浅間峠まで3.3km(16:10)
- 浅間峠から棡原局前バス停まで2.5km(17:20)
- 棡原局前バス停から上野原駅まで9.5km(19:31)
- 歩き始めの高尾山口駅が185m
- 最高地点の茅丸の標高が1019m
距離と時間
標高差は834m
八王子の街の桜は満開の時期を迎えていたのですが、さすがに標高600m近くある高尾山の山頂の桜にはまだ早く、一分咲きと言ったところです。
今週末でも早そうで、来週末が見頃に思えました。
このルートは何度も歩いてきていますが、桜の木を見ながら歩くのは初めてで、高尾山からもみじ台、一丁平、小仏城山にかけては、多くの桜の木が生えているのを知りました。樹皮を見るとソメイヨシノではなさそうなので、山桜かもしれません。
歩道に沿って並んでいるのは植樹をされた木の様ですが、山肌にぽつんと生えているのは人の手で植えられたのではないでしょう。
距離の内訳と標高
総距離は約34.2km(陣馬山から和田峠までは不明なので含まず)、総歩数約7万9千歩、総時間11時間53分。
高尾山口駅を6:53に出発。
上野原駅に19:31に到着。
- 高尾山口駅から表参道経由で高尾山まで3.8km(8:02)
- 高尾山から陣馬山まで10.1km(11:40)(陣馬山から和田峠までは含まず)
- 陣馬峠から生藤山まで5.0km(14:47)
- 生藤山から浅間峠まで3.3km(16:10)
- 浅間峠から棡原局前バス停まで2.5km(17:20)
- 棡原局前バス停から上野原駅まで9.5km(19:31)
距離と時間
- 歩き始めの高尾山口駅が185m
- 最高地点の茅丸の標高が1019m
標高差は834m
高尾山-生藤山
高尾山まで
京王線高尾山口駅から歩き始め、ネットで表参道に桜の木があるという情報を頼りの、表参道(一号路)を登りました。
午前7時前だからか、平日だからか分かりませんが、人のいないことに驚きました。
桜の季節の週末は込みそうだからと平日に休みを取ってやってきたかいがありました。このあと、先週末にも高尾山を歩いたというハイカーと話をしたのですが、やはり週末は人の波がすごいそうです。
表参道の入り口のある、ケーブルカーの掖の周りの桜が満開です。
このあたりで標高が200m弱あるので、八王子市街よりも気温で1℃ほど低いはずなのですが、桜の開花時期は市街と大差はないようです。
表参道のきつい坂を登り終えるとそこがケーブルカーやリフトの終着駅で、ぽつんぽつんと桜が咲いています。
ネットに書いてあった桜の木とはこれだけかと拍子抜けしてしまいました。
小さな上り下りをしながら高尾山の山頂へ。
ここに桜の木が沢山に植えられているのは知っていたので、三分咲き位を期待していたのですが、まだ早く、枝の先端のつぼみがわずかにほころんでいる程度でした。
山頂からは相変わらずに見事な富士山が見られます。
山は雪景色の季節が一番立派に見えるというのは本当で、富士山だけでなく、丹波山もまだ雪をかぶっていて立派に見えました。
丹波山には数年前に登ったきりでご無沙汰をしているので、高尾山や周辺の山が春を迎えて暖かくなり、歩くのに向かなくなったら見参しようかと思いました。
桜が満開の京王線高尾山口駅。 |
麓の桜は満開でした。 |
表参道の車道。早朝は業務用の車の通過が多くあります。 |
表参道の車道。早朝は業務用の車の通過が多くあります。 |
ケーブルカー駅の桜の木。花は咲いていましたが、表参道にある桜の木はほんの数箇所だけで少なすぎて寂しかったです。 |
タコ杉。道幅と比べて幹の太さが分かります。 |
これがたこ杉の名の由来の曲がりくねった根。 |
薬王院の山門。なかなか大きく立派な門でいつ通っても圧倒されます。 |
奥の院と桜の木。ほとんど花は見られませんでした。 |
人一人いない山頂。平日の早朝はこんなに静かなのかと驚きました。 |
高尾山の山頂は広い広場となっています。日中にはシートを敷いて花見をする人が沢山いるはずです。 |
一分咲きの桜の花。 |
高尾山の山頂までは、あちこちに自動販売機や売店があるので、水分の補給に困ることはありません。 |
小仏城山まで
もみじ台に下ると、そこに桜の並木とまではいかないのですが、けっこうな数の桜が植えられています。
ここの桜はまだ花を咲かせている木はありませんでした。
富士山がよく見えるので、満開の桜の花と雪景色の富士山を同時に楽しめるので、開花が待ち遠しい処です。
一丁平も富士山がよく見えるのですが、桜の木のある場所からは残念ながら見えません。
桜の花と富士山を個々に見るようです。
それでも、桜の木の数は、このあたりでは一番に多そうです。
ベンチの数が多く、広場も広いので、人が多くいてもゆったりとで来そうです。
高尾山の登山(ハイキング)シーズンは晩秋から初春にかけてで、これからの時期は主に観光が主となるのですが、草が茂る季節だからか、歩道の左右の草や笹が刈り払われていました。
ヤブコギも当たり前の道を多くあるっていたので、数メートルにわたって刈り払われている歩道は新鮮に映りました。
高尾山の山頂から小仏城山の方へ進むと、すぐに下りの階段があります。 |
もみじ台から富士山が見えます。場所によっては桜の花を透かして富士山を見られます。 |
もみじ台の桜の木。一分咲きでした。 |
もみじ台の桜の花。歩道の脇にあるので植林された木のようです。 |
一丁平のベンチ。沢山の数があります。 |
一丁平で咲いていた桜。 |
一丁平から見た富士山と丹波山。 |
一丁平の桜の並木。花は全く咲いていませんでしたが、よく見るとつぼみがはじけるばかりに膨らんでいました。 |
もみじ台から小仏城山にかけては、赤松の大木をよく見かけます。 |
足下には、満開のスミレがありました。薄紫や白い色のスミレの群生があちこちにあります。今週が見頃です。 |
小仏城山の水仙も咲き誇っていました。 |
小仏城山から見た富士山。松の木が風情を添えています。 |
景信山まで
小仏城山を過ぎると、それまであった桜の木がほとんど見られなくなります。
周りには杉の木がほとんどです。
歩いていても肌寒いほどに気温が下がっているのですが、木漏れ日があるので薄暗さは感じません。
もう少し気温が上がった時に歩くと気持ちが良さそうです。
小仏峠から景信山までは、一途に登るのではなく、急な坂がしばらく続くと、踊り場のような勾配のほとんど無い箇所が現れます。歩きながら体力の回復をはかれます。
小仏峠は中央道と中央線の上を歩くのでそれなりの騒音がするのですが、景信山に近づくにつれて音が無くなり、静寂に近くなります。
野鳥の声もよく聞こえてきます。
ただ残念にも、林業のチェーンソーの音がしてしまいました。
小仏峠への下り道。 |
小仏峠。 |
小仏峠から景信山へ登る道。 |
杉の林の中の道が続きます。 |
景信山のすぐ下のジグザグの登り道。 |
景信山から見た富士山。木立の間から見られます。 |
景信山から見た北高尾山稜。この山稜を伝って堂所山まで歩ける道があります。 |
明王峠まで
左(南側)に杉の木が植えられていて立派な林となっています。右(北側)は雑木林で、闊葉樹が茂っています。これほどはっきりと尾根を境に樹木が違っているのも、見ていて面白く感じます。
陣馬山までには幾つかの小さな峰があるのですが、この峰のほとんどは、上を歩かずに巻道を通ることが出来ます。
巻道を通ることでペースをあげられます。
途中で堂所山に立ち寄りました。
展望が良いわけでもなく、これと言った特徴のある山ではないので頂を通らずに巻道を歩いて行く人が大半ですが、山登りの習性からか、頂があると踏まないわけにはいかないのです。
明王峠の桜の木も花は咲いていませんでしたが、つぼみは大きく、明日にでも花をつけそうに見えました。一輪の花も見られなかったので、咲くのは来週でしょう。
明王峠の前後から、おそらく陣馬高原バス停から歩き始めた人とすれ違うようになりました。
この程度の低い山でとも思うのですが、すれ違う度に「こんにちは」と挨拶を交わしていると、登山に北という実感が湧いてきますから不思議なものです。
堂所山の山頂下の急な登り道のある分岐。堂所山は山頂を迂回する巻道があります。 |
堂所山の頂。 |
堂所山の頂から見た眺望。御前山や大菩薩嶺の方角が見渡せます。 |
堂所山の下り道。 |
明王峠。 |
明王峠の休憩所。 |
明王峠から見た富士山。 |
陣馬山まで
明王峠から陣馬山までは小一時間の距離です。
間に奈良子峠という、陣馬高原と栃谷集落を結ぶ少し荒れ気味の道が通る峠があります。
この区間は右手に杉林、左手に雑木林が続きます。
樹木が粗なのか、木漏れ日と言うには日差しが強く、日中、気温が高くなると汗ばんできます。
陣馬山へ向かう道。 | 杉の林の中を歩きます。 |
奇妙な姿をした杉の枯れ木。 |
奈良子峠。 |
陣馬山の下の登り道。 |
陣馬山から見た富士山。 |
陣馬山の山頂。 |
陣馬山の山頂と醍醐丸。 |
陣馬山の山頂の広場。 |
生藤山まで
和田林道の法面工事が終わっていて、登山者の車や観光バスが、峠の道の脇に止めてありました。
駐車場は平日だからかチェーンが張られていて、休みです。
20台くらいの車が止まっていたので、営業をしていればそれなりの収入になりそうです。
峠のトイレが有料で100円なのには驚きました。
和田峠までは階段を走るように下ります。
峠を横切り、今度は醍醐丸に向かって坂道を登ってゆきます。江戸時代の和田峠は小仏峠の裏街道だったそうですが、人工的に切り通したのではと思えるくらいに標高が一気に下がっています。
醍醐丸まで登ると、しばらくの間は小さな峰を登ったり下ったりして進みます。
坂の勾配は急でつらいですが、長い距離ではないのがすくいです。
この区間は樹木で覆われた道と言うことと、長い坂道がないと言うことで、地図上の距離に比較してとても早いペースで歩くことが出来ます。
きつく長い坂が現れたら連行山の登りで、途中に踊り場のような平坦な箇所を数カ所はさみながら、820m付近から1010mまで200m近くを登ります。登り切ったところが連行山の山頂です。
連行山を越えると、茅丸、生藤山、三国山と1000m前後の頂が続きますが、全てに巻道が用意されているので、足が前へ進まなくなっていたら、ピークを踏まずに先へと進むことが出来ます。
連行山、茅丸、生藤山、三国山、熊倉山と続くこの小連峰は、どの頂からも眺望はほとんどありません。ベンチは用意されています。一番に休みやすいのが三国山で、ベンチの数が一番多く、テーブルも用意されています。
和田峠に降る道。 |
和田峠。 |
和田峠から延びる林道から分岐する登山道。 |
伐採された杉の林。 |
醍醐丸の下の坂道。 |
醍醐丸の山頂。 |
醍醐丸の下り道。 |
小さな峰の登り道。この辺りの峰はどれも急勾配です。 |
小さな峰を降ります。 |
人がすれ違うのがやっとという狭さの道が尾根の上にあります。 |
尾根の上の樹木の葉が落ちているので、眺望が意外に利きます。 |
最初に1000mを越える峰の連行峰。 |
この辺りの峰の中ではもっとも標高が高い茅丸。 |
茅丸の山頂は樹木に囲まれているので、ほとんど眺望はありません。 |
茅丸の下り道から正面に生藤山が見えます。 |
生藤山の登り道。30mに満たない高さですが岩場の道なのでかなり急できついです。 |
生藤山の山頂。 |
三国山の山頂。ベンチの他にテーブルもあるので、休むのならここが一番です。ここから先は浅間峠までベンチとテーブルの組み合わせはありません。 |
浅間峠まで
高尾山から続くハイキングの道も、浅間峠が一つの区切りの様です。
歩道に沿ってベンチやテーブルが設けられているのは浅間峠までで、ここから先にはベンチもテーブルもありません。
生藤山から一度降って三国山を経て、鞍部を過ぎると軍茶利神社元社と軍茶利山に続く坂道を登ります。
この2つ峰は隣接しています。その先に、さほどに上り下りのない稜線に熊倉山があります。
熊倉山を過ぎるとしばらくの間、下り道が続きます。
逆方向の浅間峠から登ってきたらさぞ辛そうな道です。
浅間峠に近づくと下り登りと交互に坂道が現れて、徐々に標高を下げてゆきます。
浅間峠の東屋は、道の先にひょっこりと現れます。
遠くに見えていながら容易に近づけないと疲れがましますが、あまりに唐突に現れてくれると休む心構えが出来ていなくて、休みづらいものです。
軍茶利神社の元社。ここまで直通で登ってくる道が軍茶利神社からあります。 |
軍茶利神社元社、軍茶利山と越えると、一度降ってから熊倉山へと登ります。 |
熊倉山の山頂。連行山から続いたピークの波はここでいったん終えて浅間峠まで200m近く下ります。 |
熊倉山の山頂は樹木に覆われているので、丹波山の方角しか眺望がありません。 |
浅間峠に向かって下ってゆきます。 |
きつい坂ですが、踊り場のような、勾配のほとんど無い箇所が点々とあります。 |
浅間峠と東屋。かなり広い広場となっています。 |
棡原まで
浅間峠を檜原村に向かっては以前に下りましたが、今回は上野原に向かって降りました。
共通しているのはどちらの道も驚くほどに急な勾配を持っていることです。
登山道を入ると、いきなりの坂道です。この坂道が途中に全く休み無く浅間峠まで登りとおします。
こちら側から登り始めるのは、相当に辛そうに思えました。
棡原(ゆずりはら)への道はほとんど歩行者の居ないようで、荒れ気味です。
一箇所ですが道が5mほど崩落していて無くなっていました。
また、下の方ですが、道が雨水の流れで消滅してしまったらしく、踏み跡程度が残されていました。
どちらも迷ったり転落するほどの危険な箇所では無いのですが、登山に慣れていない人が通ったらちょっとびっくりするかも知れません。
ようやくに登山道を終えると、そこは廃道となった林道でした。
登山道にしては妙な構造だと歩いていると、朽ちた木橋があり、その幅が車用だったので林道と分かりました。
橋を見なければ林道と断定できないほどに荒れているのです。歩くのには支障はありません。
朽ちた林道の先には、現役の林道がありました。
道路は、アスファルトも砂利道も車道を歩くのは苦手なので、歩いているうちに今日の疲れが足に出てきました。
ようやくたどり着いた棡原のバス停の時刻表を見ると、事前にネットで調べていたとおりに午後4時台で上野原駅行きのバスは終わっていました。
地図を見ながらここから上野原駅まで多めに見積もって約3時間という検討をつけて歩き出しました。
駅までは遠かったですが、時間は思っていたよりもかからずにすみ、2時間あまりで着くことが出来ました。国道20までは比較的に元気よく歩けたのですが、国道20から右に曲がって上野原駅まで2kmと書かれた標識を見たとたんにm、傍らにあったベンチに座り込んでしまいました。曲がれば500m程度と目算をしていたのです。
ここからの2kmがこの日の山場で、重い足を引きずるように歩いて上野原駅にたどり着きました。
駅の明かりが見えた時にはほっとしました。
浅間峠の日原、棡原方面の標識。 |
日原へ下る道は人が通らないのか、崩れている箇所がありました。 |
急勾配をジグザグを切って下ってゆきます。 |
道と言うよりも踏み跡と言う箇所があります。 |
車用の林道に抜けました。 |
棡原の集落が見えてきました。 |
棡原局前バス停。バスの便がなかったので上野原駅まで歩きました。 |