自転車ナビ NV-U37 レビュー

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ナビゲーション

八王子郊外からあきる野市五日市にかけての近場を数日乗って試しています。
道案内をしてくれるナビゲーションをデフォルトの「おまかせ」で検索すると、U37もU35もほとんど同じ道順を示してくれます。
わざと街道からそれて路地に入っても、どちらのナビも道路はちゃんとデータに入っていて、路地を通る新しいナビゲーションをしてくれます。
秋川街道

道案内のアルゴリズムはほぼ同じではないかと思えるのですが、検索結果の表示はU37が早く表示され、U35はそれと比べるとストレスを感じるほど遅いです(U37を使うまでは遅いと思いませんでしたが)。
道案内のアルゴリズムがチューンナップされているほか、マイクロプロセッサーなどが高性能のものに変更されているのだろうと思います。

ナビゲーションの音声案内もU37の方がワンテンポ早くしゃべります。自転車なのでそれほど速度は出ませんが、U35ですと時折交差点を曲がり終えた頃にしゃべり出す時がありました。さすがにU37にはそう言ったことは今のところありません。

標高グラフ表示

NV-U37の自転車モードの新しい機能の一つが標高グラフの表示です。
勾配の傾斜をパーセントで表示して、その坂道が何メートル続くかを数字で表しますが、直感的に分かりやすい様にグラフ表示をします。
この写真では2%が勾配で、591mが坂道の残りの長さです。
グラフでは2%の下り坂、ただし途中から勾配が緩くなることを表しています。これは実際の道をほぼ正確に表示しています。
標高グラフの表示

標高グラフと勾配の傾斜のパーセントと距離のメートルは地図を元に現在位置から算出をしているのではないかと思うのですが、割といい加減な数字が出てきます。
八王子から五日市に抜ける秋川街道は小峰峠が市境なのですが、峠を越えての下り道、勾配のパーセントが4%だったり突然20%になったりしていました。実際には6%から8%位ではないかと思います。

五日市街道には長く緩やかな下りの後、これも長く緩やかな上り坂となる区間があるのですが、ここもちょっといい加減な表示で、下り坂が終わって上り坂の区間となっても、標高グラフでは相変わらず下り坂となっていました。

厳密な数字を求めると厳しいかもしれませんが、この先長い登り坂が続くか、平坦な道が続くかおおよそはわかるので、わたしの様に、地図を持たずにふらりと自転車で出かけ、数時間走ってそのまま県境を越えてしまう様な人には、位置をナビしてくれるだけでなく、勾配も道案内してくれるU37は都合のよい自転車ナビです。

今年の2月に陣馬山峠を越え様とした時はU35を持っていたのですが、こげどもこげでも峠に着かないのであきらめて引き返してきました。翌週、今度は徒歩で陣馬高原から陣馬峠まで歩いたのですが、引き返した箇所から更に1kmの坂道がありました。引き返して正解だったのですが、U37の様に坂道の勾配と長さが分かっていれば、もっと早くあきらめていたと思います。

液晶モニターの見やすさ

U37の液晶モニターはU35と異なっています。半透過型液晶を使っているので晴れた日に太陽の光の下で見ても液晶モニターが太陽光を反射して光って見えなくなることをふせいでくれます。
U35が太陽の光があたると反射して見られなくなってしまったので、期待をしていました。
U37とU35を太陽の光のしたで見比べてみると、U35では反射で見えなくなる状況でもU37はしっかりと見えていました。
NV-U35とNV-U37

トンネルの中など暗いところでは、U35の液晶モニターの方が明るく映っています。バッテリーの持ちの時間はU35とU37はほぼ同じなので、液晶モニターの構造の違いが暗いところで見ると、明るさとなっているのだろうと思います。
U37が見づらいわけではなく、暗いトンネルの中ならそれほど明るくなくても十分に見られます。

以下、ソニーのサイトからの半透過型液晶の引用です。

太陽光を取り入れられる半透過型液晶を採用。昼間の屋外でも見やすさがアップされました。また、バックライトを最低輝度にしても反射光を利用できるため、徒歩やサイクリング、アウトドアなど屋外で使用してもバッテリーが長持ちします。

マイナーバージョンアップされた地図

ソニーのサイトは宣伝には書かれていない様なのですが、自転車用の地図が少し見やすくなっています。液晶モニターの違いから来るものかと思っていたのですが、地図も改良されていました。
ただほんとうに少しの違いなので、2台を並べてみないと気がつきませんでした。

アウトドア地図と自転車の相性

自転車モードでは通常の地図の他に国土地理院の1/25000の地図を利用したアウトドア地図も使えます。
アウトドア地図は等高線が入っているので、道路の勾配が地図を見ただけでおおよそ分かります。
ただいかんせん紙の上で、じっくりと見るために作られた大きな地図を、数センチ四方の液晶モニターに映して、動いている自転車の上で見るのですから、相当に見づらいです。

地図が読めれば、アウトドア地図はとても役立つ情報源です。走りながら見る地図には残念ながら向かないと言うことです。
走行中は通常のナビの地図を使い、休憩の時にでも時間をかけられるときに情報を取得する意味でアウトドア地図を見ると良いでしょう。

自転車への取り付け

ソニーのサイトを見ると、別売りのクレードル(自転車用の取り付け器具)が売られているのですが、U35と同じ型番(NVA-BU2)でした。理由があるのか忘れただけなのか「U35と共通です」一言書かれていると親切だと思うのですが、これについては何も書かれていませんでした。

わたしは車を処分して現在は所有していないので、当初はソニー直販サイトで売られているクレードルとU37のセットを購入しようと思っていたのですが、同じクレードルなら2つはいらないので車載キットとU37をAmazonで購入しました。

これまでU35を取り付けていたクレードルにU37を付けて走っていますが、全く問題はありません。当たり前ですか。

クレードルはゴム製のショック吸収素材を間に挟んで自転車のハンドルに固定します。
段差を越える時など、ショックでクレードルとナビが上下に揺れるので最初は驚きましたが、どんな段差でも外れたことが無いので、今は信頼しています。
クレードル

クレードルでナビを見やすく操作しやすい位置と角度に固定します。
ハンドルに固定した後でも、角度を調整する関節があるので動かせます。

こんな感じで角度を起こせます。
クレードル

角度を倒しました。
太陽の位置が変わるので、それに応じて角度を変えて反射を防ぐのに役立ちます。

クレードル

まだまだ他にも機能があるので、次の機会に紹介をしたいと思います。

NV-U37の記事の一覧

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液晶画面 楽天市場でNV-U37を買う。
AmazonでNV-U37を買う。

ソニーストアでNV-U37 iconを買う。
NV-U37 自転車専用クレードルキットを買う。

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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2011年7月 8日 16:57に書いたブログ記事です。

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