2012/6/11に発売されるコカコーラの新製品、schweppes 500mlが発売日前にAMNから送られてきました。
送られてきたパッケージを見てびっくり。
化粧箱に入っていて、ブランデーかコニャックと間違えそうです。
味にこだわった炭酸飲料と聞いていたので、高い価格設定をしているのかと楽天市場で検索をしてみたら、希望小売価格140円、48本入りで5600円で予約販売をしているショップを見つけました。
ごく普通の炭酸飲料の価格です。
コカコーラが150円ですから、むしろ10円安い。
シュウェップスの最初の印象
味は、甘さを抑えていて余り感じない、ベースに甘味料を使っているという感じ。
一口飲んで口の中に広がるのは苦み味。ちょっと不思議な味だが、不快感はありません。飲料で言えばノンアルコールが近いですが、schweppesの方が口当たりが良いので飲みやすい。
レモン果汁が使われているので、当然酸味がありますが、これもきつすぎていない。
炭酸の泡は、細かくきつくない。のどの渇いている時にコカコーラを飲むと、炭酸が強すぎて飲めないことがありますが、schweppesはその炭酸よりも押さえてあるのです。
美味しい苦みというのも面白いのですが、この苦み、おそらくレモン由来のものと思うのですが、別な果物で味わったことがあると感じました。
グレープフルーツです。
グレープフルーツは甘みと酸味に混じってほのかな苦みが味わえるのですが、よく似た味です。
登山とシュウェップス
個人的に味は気に入ったのですが、少し濃すぎる気がします。
甘みを抑えながら濃い味の飲料水、しかも口当たりが良い、と言うので水で薄めて登山のときの水分補給に使えないか試して見ました。
水の量が約10倍では薄すぎる、そこで約5倍にしたら喉が渇いた時に飲むのに丁度良い味加減となりました。
この5倍に薄めたシュウェップスをペットボトル2本に詰めて次回の登山に持ってゆくことにしました。
登山の時の携帯食や飲料水というのは人それぞれにこだわりがあります。
わたしの場合、携帯食はカロリーメイト（栄養補給）と柿の種（栄養と塩分の補給）ですが、飲料は水を持参しています。ゲータレードやポカリスウェットなど、水分とミネラルを吸収しやすいと言うので持って飲んでる人が多いのですが、わたしにとっては甘みが強いので飲めば飲むほど口の中が乾いてしまう感覚があるので、登山のときには飲みません。下山の後にはよく飲んでいますが。
これらを水で薄めて飲めば良さそうなですが、甘みが前面に出る味なので、登山ではあまり飲みたいとは思わないのです。
以前に牛乳を持って行った時は牛乳の膜が喉に張り付いた様な感覚がして飲むのを途中でやめてしまいました。
炭酸飲料を持って行った時は、成分の砂糖が水分を吸収してしまうらしく、飲めば飲むほど喉が渇いてしまったこともありました。
schweppesは苦みが勝った味なので、喉の渇いている時に飲むのに適しているでしょう。
2時間も3時間も坂道を登った後に休憩を取るとき、嘗めて美味しいあめ玉は甘いキャンディではなく塩飴です。これと同じ理屈でしょう。
体はエネルギーを求めていますが、それ以上に塩分や水分を求めているからでしょう。人間、一日二日食べなくても死ぬ気遣いはありませんが、塩分と水分が体外に出てしまい体の中が空になるところっと逝ってしまうのです。
シュウェップスの販売戦略の覚え書き
シュウェップスは新しいカテゴリの清涼飲料水のようです。
これがschweppesのオフィシャルサイト。
イメージキャラクターは1990年代の007のジェームズボンド役のピアース・ブロスナン。
当時の007は見ていない人でも、たばこのLARKのCMにも出演していたので、こちらは記憶にあるのではと思います。ジェームズ・コバーンの「Speak Lark」の数代後と言えば「あぁ」と思い出すはずです。他に探偵レミントン・スティールの主演も演じています。
英国俳優ですが国籍はアイルランド。
この辺りは日本人には分かりづらいところ。日本から見るとアイルランドも英国も同じ様に見えるのですが（アイルランドの北部は英国領）、アイルランドはカトリック、英国はプロテスタント（英国国教会）。アイルランドはケルト系、英国は主流はゲルマン系。と宗教も民族も違っているようです。
彼の起用から分かるのが、このschweppesは10代、20代の若者は対象としていないと言うこと。
15年前から20年前の007の主役で、しかも子どもには無縁のたばこのCMにも出ていた人だから、ブロスナンを記憶している人は当時20才以上、現在は30代後半から40代の男性と言う事になります。
キャッチコピーが「オトナ、はじける」となっているのはこの理由かららしいです。
わたしはちょうどこの年齢層（1965年生まれ）なので、ブロスナンの顔は覚えていたのですが、007の主役もダニエル・グレイグに代わってすでに2作も制作されていたので、ジェームズボンドにとっさには結びつきませんでした。
わたしはブロスナンの前の007役のティモシー・ダルトンと現役の007役のダニエル・グレイグの分する007が好きで、ブロスナン役の007はあまり好きではなかったと言う事もあります。
ブロスナンというと007よりも、ターミネーターシリーズのサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンと競演したダンテスピークの地質学者役のほうが印象が深いです。
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