モンベルらしい製品、と言うのがこのライトです。
登山専門店の津田沼のヨシキで購入したものですが、LEDライトそのものは、登山専門のライトでは、もちろんなく、広くアウトドアや防災に使えるライトです。
モンベルらしいのは価格が安いこと。
ヨシキで2000円しませんでした。
普通、LEDライトは4000円から6000円ほどするので、2000円以下の販売価格は破格と言ってよいでしょう。
モンベルの製品は、ベストではありませんが、製品の能力が高いのに価格が抑えられているので、とてもコストパフォーマンスが高いのが多いのです。
使い勝手がよいライト
まず、単三電池1個で使用できると言うこと。
しかも、電池の持ちも十分で、毎日午後6時頃から就眠する午後9時頃まで、登山で使いましたが、5日使っても電池はまだ残量がありました。
電池1個で使用できるのは、電池交換が楽です。電池の予備を持つ数も計算しやすくなります。現在のわたしは、登山にゆく時は、単三サイズのエネループを20本前後持ってゆきますが、半分はハンディGPSに使い、残りもスマートフォンの充電器用に当てているので、LEDライト用の単三エネループは予備を1本持っているだけです。
ライトのスイッチを入れた時、最初に淡い白熱灯の色合いのライトが点灯するのが目に優しい。
LEDの明かりは強烈なので、夜間、テントの中で目を覚まし、LEDライトのスイッチを入れると、あまりの明るさに目が痛くなることがあります。
モンベルの制作者はこの事情を知っているのでしょう。そこで、あまり明るくなく、しかも目に優しい白熱灯の色合いの明かりを最初に点灯するようにしたのでしょう。
LEDライトは三段階の明るさがあります。
最初に点灯するのが、白熱灯の色合いのライト。この明かりは、拡散するような配光パターンを持っているので、広い範囲を照らしてくれます。
次に点灯するのが、明るい白色のライト。この明かりは、スポットライトなので、歩いている時に前方を照らすのに向いています。テントの中で地図を読んだりするのにも使えます。
最後に点灯するのが、より明るい白色のライト。配光パターンはスポットライトです。あまりに明るいので、テントの中で使うと目が痛くなるほどです。
全体がまるっこく作ってあるので、特定の部分が折れやすいとか、曲がってしまうと言うこともなさそうです。
ライトは、真っ暗な状態で電池交換を行ったりするので、華奢な部分があると、暗闇の中で触っているうちにそこがポキリと折れてしまうことがあるのです。
欠点
ベルトが採れやすいのが欠点です。
ザックから取り出す時、時々ベルトが外れてしまいます。
残照のある時間帯なら直ぐに着け直せますが、真っ暗闇の時にベルトが外れていると、着け直すのに時間がかかります。
電池交換は蓋をねじる簡単な動作なのですが、ちょっと癖があるので、さっと済ませるという訳にはいきません。
また、電池のキャップなどにプラスマイナスの表記が書かれていないので、乾電池のプラスを右左のどちらに差し込めばよいか、毎回考えます。先日、マジックで「+」と大きく書きました。
拡散のレンズの明るい光がないので、地図などが読みにくい。
一番くらい白熱灯色のLEDは拡散のレンズなのですが、あまりに暗いので、地図などの文字を読むのには適していません。
と言って、明るいLEDはスポットライトの配光なので、中心は明るすぎ、外周は薄暗く、文字を読むのに最適とは言えません。
ライトの買い方
ライトを購入する時は、使用する乾電池を単三電池に統一するように注意しています。
登山やキャンプツーリングなどに持ってゆく荷物の量は限られているので、乾電池のサイズを統一しておかないと、荷物が多くなってしまうのです。
LEDライトの乾電池の主流は単四電池に移っていますが、単四電池では小型軽量というメリットがあるのですが、持ち時間が短いので、ヘビーなアウトドアでの使用には向いていないのです。また、ハンディGPSや、スマートフォン用充電器などは、単三電池を使用しているので、ライトだけ単四電池を使う訳に行かないという事情もあります。
LEDライトは明るいが、壊れるという欠点があります。
白熱灯の懐中電灯は、暗いですし、電池の持ちもLEDライトに比べて、とても悪いのですが、壊れると言うことは滅多にありません。せいぜい、球が切れるか、金属部分の接触不良を起こして点灯しなくなる程度です。
球は予備を持っていれば代えられますし、接触不良は慣れれば簡単に修正ができます。
このため、LEDライトを持つようになってからは、殆ど使いませんが予備のLEDライトも必ず持って山歩きをしています。
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