ランニングを継続するモチベーションの維持|Wristable GPS SS700Sレビュー

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最近、配信されてくるメールマガジンの中にランニングの記事が多くなりました。
ダイエット、体力維持etc。
理由は様々ですが、スポーツをしたいと思う人が増えていて、手軽に始められるスポーツとしてランニングに人気が集まっているようです。

ランニングを始めるのは、経済的には敷居のとても低いものです。
わたしの場合をあげると、シャツと短パンは既存のモノを流用、シューズはトレールランニング用のモノを使っているので、ランニングのための出費というのは1円もありません。
走ろうと思ったときに走れば良いので、これも敷居の低さです。

わたしは春から夏、晩秋にかけては山にばかり登っているのですが、冬になると山には雪が積もってしまい登れる山がほとんど無くなってしまうので運動不足になります。
冬場の運動不足を解消するために、冬場だけですがランニングをする様になって、3年ほどが経ちました。

ランニングのモチベーションの維持とNeoRun

登山と違ってランニングは同じコースを毎日毎日トコトコ走るだけなので飽きやすく、マラソン大会の出場などの目的が無いといつの間にか走らなくなってしまいがちです。
以前に幸手マラソンに出場したときには、事前の体力作りのために1ヶ月以上、ほぼ毎日走っていたこともあるのですが、去年、一昨年と三日坊主に終わっていました。

今年は、今のところ、11月25日に開催される富士山マラソンに出場が決まっているので、張りを持って走ることが出来ています。
しかし、富士山マラソンが今週末(2012/11/25)にあるので、終わってしまうと後の目標が無くなってしまいます。

今のところ、富士山マラソンの出場と同じくらいモチベーションを維持してくれているのがWristable GPS SS700Sで計測したデータをNeoRunで管理することです。

毎日走った記録をWeb上のNeoRunにアップロードしてグラフ化や数値化した走行データを見られるのが魅力です。
タイムはストップウォッチで計れますが、平均速度、消費カロリーなどを毎回計算して記録するのは面倒です。
さらに、累計の数値を計算するとなると、気が遠くなります。

Wristable GPS SS700SはNeoRunを通して、平均速度や消費カロリー、月ごと、週ごとの走行データを数値化、グラフ化して把握しやすくしてくれるので、ランナーのモチベーションを維持するのに役立ってくれます。

NeoRunのメインの画面

これがNeoRunにログインした最初に表示されるホーム画面です。
今月のランニングの記録をNeoRunに表示させています。
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距離

同じコースを走っているので当たり前なのですが、距離は3.7kmで一定です。GPSの電波だけでSS700Sが距離を測定しているのですが、誤差が無いのがすばらしいです。
殆どのGPSは、電波だけで距離を計測すると誤差が発生するものです。

タイム

タイムは、ランニングの所要時間は20分から24分にかけて、ばらついているのが分かります。
距離とタイムは、比較的ランナーが気にする項目なので、デフォルトで一覧で見られる様になっているのだろうと思います。

わたしはタイムが気になるのでこの設定は気に入っているのですが、ダイエットが目的のランナーは距離やタイムよりも消費カロリーを表示させたくなるのではないでしょうか?
この辺りの設定は、現時点では変更できないので、バージョンアップをする際に、「表示させる項目を変更できる」様にエプソンに改善を望みたいところです。

カレンダー形式の良い点

カレンダーの形に表示されているのは見やすいです。グラフや表の形で表示されると、データは見やすくなるのですが、走らなかった日や、トレーニング以外で走った日などの区別がつきにくくなります。

11月の前半は足慣らしもあってのんびりと走っていたようです。タイムは23分台が大半で、22分台は2日しかありません。
18日以降はペースが速くなり、21分台から20分台が殆どとなりました。
カレンダー形式で表示されると、こうした日にちごと、週ごとの比較が簡単にできるようです。

また、毎日の記録を月単位で閲覧できるので、走った人走っていない日が色分けされていて、サボったこともわかりやすくなっています。
この辺り、モチベーションに維持に一役買ってくれます。白地の走らない日は無くしたくなるのが人情ですから。

ちなみに、11/5から11/11までちょうど1週間、走っていない空欄がありますが、これは11/7から11/10まで3泊4日をかけて、丹沢山地を西の端の御正体山から塔ノ岳まで山歩きをしていたからです。
その前後の空欄は雨天、もしくは帰宅の遅くなった日でした。

走った水色の背景には、大きく日にちが描かれていて、そのしたにデータが小さく表示されています。
上の数字は走った距離ですが、小さな旗が1本と2本(22日)の違いが見られます。
これは、Wristable GPSで計測した回数を表しています。1日に2回、3回と計測をした日には旗が回数だけ立つわけです。

個別の記録のページ

昨日(11/23)のランニングの記録を、単体で表示させたページです。
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ペース

横軸のオレンジ色の線が走ったペースを表しています。
小さな起伏の多い道を走っているので、ペースも細かく上下しているのが分かります。
右側でペースが0にまで落ち込んでいるのは、靴紐がほどけて結び直すのに5秒ほど止まったところです。
オートポーズ機能をオンにしてあります。

標高

横軸の、下の水色の線は標高です。
標高差はあっても数メートルなので、小さなでこぼことなって見えています。
ただ、実際に走っているコースは、前半が登り坂で、後半は下り坂となっています。そのつもりでよく見ると、水色の線の右側半分はなだらかな右肩下がりに見えます。

ランニングのデータ

左下には、走ったときの数値が表示されます。
開始時刻、距離、タイム、ペース、消費カロリー等です。
現在のNeoRunは、個別にしかこのデータを表示させられませんが、数件から1週間程度の数値を一覧表にしたりグラフにしたりして閲覧できる様になれば、さらにモチベーションの維持に役立つでしょう。
数値データは比較して初めて役立つものです。

右下は、ランニングの途中で、ボタンを押してラップを計測した時のものです。
わたしの場合は、登り坂から下り坂になる地点でラップを計測しています。

ラップの計測は人様々と思います。
1km、2kmなどの距離単位で、オートラップを計測する機能が、Wristable GPSには搭載されています。

編集画面

編集ボタンをクリックすると、このランニングの名称やタイムなどを編集することが出来ます。
順位や天候、メモは大会に出場したときに役立ちそうです。
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欠点は、リターンキーを押しても「OK」ボタンがクリックされたことにならない事です。
通常、ネットで利用するフォームの入力画面では、トレーニング名にフォーカスされていても、リターンキーを押せば「OK」ボタンが押されたことになるのですが、この編集画面では、TABキーを数回押して、「OK」の位置に移動させないと、リターンキーが使えません。

Webアプリケーションのユーザービリティとしては、改善を望みたいところです。

地図画面

ランニングの軌跡はGPSデータとして記録しているので、地図の上に表示させられます。
利用している地図は、MicrosoftのBingのサービスです。
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わたしはGoogle mapsのAPIを仕事で操作する機会が多く、Bingは殆ど利用したことがないので見にくく感じますが、地図の元データはzenriのものなので、精度そのほかはBingもGoogle mapsもかわりは無いでしょう。

GPSデータのエキスポート

GPSのトラックデータ(軌跡)はGPX形式でエキスポートできます。
GPXはXMLの一種で、各種のアプリケーションで利用できます。

GPSのトラックデータは、「トレーニングの記録」の一覧のページからエキスポートします。
エキスポートは、データ個別にしか出来ないので、一覧のページから行うのは、不適切でしょう。個別のページからエキスポートできた方が直感的に操作できます。

ちなみに、2つ以上のランニングのトラックデータをダウンロードしようとすると、エラーとなります。

これが、一覧のページです。
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チェックマークを入れて、エキスポートボタンをクリックすると、ダウンロードが開始します。
ダウンロードしたファイルは、数字だけのGPXファイルです。
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ファイルの数字は、左から西暦年、月、日付、時刻となっています。
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2012/11/23のランニングのトラックデータをGoogle Earthに表示させた画面です。
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GPX形式なので、Google Earth以外にも、例えばAndroidアプリでも利用できます。
利用範囲は広いです。

NeoRunの感想

利用できる機能は最小と言ったところでしょうか。
ホーム画面のカレンダーは見やすいのですが、それ以外の画面は今ひとつ見にくく、情報を読み取りにくく感じます。
操作性も今ひとつもの足りません。

それでも、ランニングの各種データを、全く操作すること無しに、クレードルにWristable GPSを差し込むだけで、自動でアップロードでき、しかも自動で加工して閲覧が出来るほか、GPSのトラックデータも地図上に表示されるなど、すばらしい点もたくさんあります。

機能の充実と、多様化を、今後のバージョンアップに期待したいところです。

現時点では、利用できるハードウェアーはWindows OSを搭載したパソコンのみとなっています。
同じパソコンでもMacやLinxは除外されています。
これは、NeoRunのアプリケーションの開発費や開発期間の問題から除外されたのでしょう。

もう一点は、スマートフォンにネガティブでは対応していない点です。
NeoRunの操作はスマートフォンからも行えますが、サイトそのものはスマートフォンに最適化されていません。
ネットの利用者の2割から3割がスマートフォンでアクセスしている現状と、来年か再来年にはこの割合が5割を越えると予想される近い将来を考えると、NeoRunは来年にはスマートフォンにネガティブに対応して貰いたいです。

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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2012年11月24日 10:20に書いたブログ記事です。

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