昨日の午前10時頃から現在(2012/12/30 16:26)に至まで、エプソンのNeoRunにログインすることができません。
表示ではシステムメンテナンスと出ていますが、どうやら深刻なシステムエラーの様です。
エプソンのWristableGPS SS700Sで記録したGPSデータは、パソコンに直接取り込むことは出来ず、インターネット上のNeoRunと言うエプソンのサービスに直接データをアップロードする仕様となっています。
WristableGPS SS700Sを購入した時に、エプソンがNeoRunのサービスを止めたらWristableGPS SS700Sはだたの腕時計になってしまう懸念を持ったのですが、それが事実となりかけています。
エラーの症状
昨日の昼前に軽く1時間ほどジョギングをしてきたので、データをNeoRunにアップロードしようとしたら、「ネットワーク接続エラー」と言う表示がパソコンのモニターに表示されました。
言葉通りなら、LANの接続に不具合があって、ネットにアクセスできないという意味です。
そこでLANをチェックしたところ問題なし。念のためGmailなどWebサービスにアクセスすると、問題なくアクセスできました。
これまでのWristableGPS SS700Sの使用の経緯から、本体のリセットを行うと、接続不良の問題は解決をしてきたのでリセットを行ったものの症状に変化はありません。
もっとも、本体はパソコンに認識をされているので、本体のトラブルではないことは明かです。
NeoRunの側の問題と予測がついたので、NeoRunにアクセスをすると、Not Foundエラーが返されました。
ブラウザがNeoRunのURLにアクセスしたものの、なにもないということです。
30分ほどすると、ブラウザが表示をする「Not Found」エラーから、NeoRunのサーバが表示をする「システムメンテナンスのお知らせ - NeoRun」に変わりました。
通常、ネットのサービスのシステムのメンテナンスを行う場合、数日前から事前にメンテナンスの日時の告知をするはずなのですが、今回は全くされていません。
また、平日の日中にアクセスできない様なメンテナンスを行うというのも不自然です。殆どの場合は午前0時頃から午前7時頃のあいだのアクセスの閑散としている時間帯を利用してメンテナンスは行われます。
また、「Not Found」エラーが出たというのは相当に異常なことです。
昨日の昼前から現在まで、30時間以上もアクセスがまったくできないというのも不自然です。
以上のことから、システムのメンテナンスではなく、深刻なシステムエラーを引き起こしていると言う予想が立ちます。
NeoRunのエラーから被るユーザーの被害
いずれにしても、GPSのデータを、いったんパソコンに取り込んでから、ネット上のNeoRunにアップロードする仕様にはなっていないので、NeoRunにアクセスできなければ、WristableGPS SS700Sは本来の機能の大半を失ったといってもよいでしょう。
WristableGPSシリーズは、本体の中に最大1000件、最長100時間のGPSログを格納しておくことは出来ますが、それ以上の量のログは保存することが出来ません。
古い順に削除されてしまいます。
1度のランニングに要する時間は数時間から長くても10数時間と短く、何日間もかけることはないので、1000件/100時間の保存が出来れば、一見問題はなさそうなのですが、ランニング以外のシーンで使用している場合もあります。
わたしは今年の9月にWristableGPS(SS500R)を使いながら北アルプスを9日間をかけて縦走したのですが、WristableGPSに記録されていたGPSログの時間は90数時間ありました。
帰宅後、すぐにNeoRunにアップロードしたのですが、もし、今回のような事態になっていたら、ログはアップロードできなかったでしょう。
すべてのデータを、ユーザーのパソコンに保存をせずに、ネット上のNeoRunにアップロードする仕様となっている以上、エプソンはNeoRunを厳密に運営する義務があるといえます。
2012/12/31 19:28
大晦日の夜になってもNeoRunは回復していません。
このまま、サービスを終了してしまうのではないかという懸念が強くなってきました。