第一回富士山マラソン参加の記録と大会のコース

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2012/11/25に開催された第一回富士山マラソンの河口湖一周(17km)を走ったときの記録です。

わたしについて言えばランニングについては全くの初心者で、過去に幸手マラソンの10マイルに出場をして完走した経験しかありません。
ただし、春から秋にかけては日本アルプスを中心に数日から1週間前後の縦走登山をしているので、心肺能力と脚力は、20km以内のマラソンなら走りきれる自信はありました。

スタートとその直後

17kmマラソンの参加者の人数は約7000人。
スタートラインの前に幅広く長い人の列が出来ていました。
スタート地点はかすんで見えます。

スタートのピストルの音は、距離があるのと周りの人が多いのとで聞こえません。
前方にある河口湖大橋の上にランナーが見え始めたのでスタートをしたことが分かる程度でした。

スタート直後は、走り出した先頭の人の流れが徐々に後ろに伝わってきますが、走るのではなくゆっくりとした歩きです。河口湖大橋に掛かるまでは、スタートラインを過ぎても立ち止まったり、又歩き出したりします。

この遅い流れは、約1km地点にあるトンネルの手前まで続きます。
速度は早足程度なので、時速5km/hから6km/hでしょう。
それでも、思い出したように、前の人垣に隙間が出来て、わずかな距離ですが走ることも出来ました。

前半

全長17.2kmのマラソンですが、走り出しの3km地点まではペースがまちまちの人が混じり合っていて、前に多く人がいるので自分のペースで走ることは出来にくくなります。
人の密度が多すぎて追越をするのも難しいのです。

車道の右端や左端は比較的空いているので追越がかけられないことも無いのですが、右に左に移動して、人と人の間に通れるスペースを見つけると、瞬発力で速度を上げて追い越すので、体力を消耗します。

河口湖の3kmの最初のチェックポイントを過ぎるあたりから、ランナーの密度が若干薄くなってくるので、追越が出来る様になります。

前半のコースには民家は少なく、河口湖の奥まったあたりには、殆ど民家はありません。

3分ごとのラップを見てみると、スタートから3kmまでのペースは5'50でした。

気温

この朝は晴天で、放射冷却で気温がとても下がったようです。
河口湖駅前の気温計が8℃と表示していましたが、何かの間違いで(午後2時過ぎには9℃になっていたので壊れてはいないようです)、周囲の状況を見た限りでは氷点下だったようです。

河口湖の湖畔の日陰の土には、霜柱が立っていました。
走り出した直後に通る河口湖大橋の上の道では、歩道の影になっている部分が凍っていて、走っていて足の裏が滑るのが分かります。
気づかずに走ると転倒の可能性もあったでしょう。

富士山

この大会の目玉は、なまえの通り、富士山を見ながら走ることです。
ところで富士山は、コースのどこからでも見られるというわけではありません。

スタートから川口湖湖畔に出るまでは、富士山とは逆方角に走るので、振り返らなければ富士山は見られません。
富士山が見え出すのは、3kmのチェックポイントを過ぎたあたりからです。河口湖の向こうに雪に五合目まで覆われいる富士山が見えます。

今年、富士山は10月には雪景色をしていましたが、11月下旬のこの季節には五合目まで真っ白い雪に覆われています。
川口湖湖畔の落葉広葉樹はちょうど紅葉の盛りを迎えているので、左手に白峰の富士、右手と正面に紅葉や黄葉の落葉樹林が楽しめます。
富士山が見られるのは8km地点あたりまでで、河口湖の西岸から南岸になると見られなくなります。

起伏

わずかな起伏があるので、1%から2%の登り勾配と下り勾配がありますが、ペースが乱されるほどのきつい勾配はありません。
勾配の長さも短いです。

河口湖

河口湖の西岸から南岸にかけては、河口湖の湖岸線に変化が多く見られる所です。
小さな入り江が多くあり、風が遮られて波が立たないので、水鳥が多く見られます。
逆光だったことと距離があったので種類は分かりませんでしたが、マガモかカルガモの類、マガンの類が見られました。

後半とゴール

12kmを過ぎると、フルマラソンのコースと合流するので、大変な混雑となります。
フルマラソンのコースと分離する15km付近まで、混雑は緩和されることはなく、この区間の追い抜きも難しくなります。

河口湖の南岸の通りには左右に民家が建ち並んでいます。

フルマラソンのコースと分離して2kmほどでゴールです。
ゴール手前の16km付近から、右膝が痛み出してきました。

痛みは、右膝の他、両方の足の甲にもあります。
痛みに耐えながら走っていたのですが、みるみるペースが落ちてきて、それまで11km/h前後の速度が、9km/h、8km/h、ゴールするときは7.5km/hにまで落ちていました。

3分ごとのラップを見てみると、最後の1.58kmのペースは6'28まで落ちていました。

タイム

大会事務局が計測したマラソンの記録は、後日、郵送されるので、まだ手元にはありません。(2012/12/2現在)
このタイムは、個人的にエプソンのWristableGPS SS700Sで計測したものです。

距離:17.09km
タイム:1時間38分59秒
平均ペース:5分47秒(1km区間を走るのに要した時間)
消費カロリー:1236kcal

エプソン NeoRunに取り込んだGPSデータを表示しています。
左端が走り出しで、右端がゴールです。
左端は混雑がひどくスムースな流れではありませんでした。オレンジのグラフがペースですが、歩くくらいの速度にまで落ちていたことが分かります。
右端は徐々に右に下っていて、走るペースが遅くなっていくことが分かります。
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このブログ記事について

このページは、mizunumaが2012年12月 4日 15:45に書いたブログ記事です。

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