先日、3泊4日で丹沢山地を西から東まで縦走してきたのですが、初日の日中にSS700Sがバッテリー切れとなってしまい、時計のみが表示される様になりました。
このまま時計だけは表示されるものと思っていたら、時計も翌日の昼には消えてしまい、以後、2日目の午後から、3日目、4日目と時計の表示も無くなってしまった、ただの重しのSS700Sを左腕に巻いて歩いていました。
けっこうむなしい状態です。
縦走登山というのは重量には敏感になるります。
わたしの場合は、10g単位の重量管理を行っていますが、登山で61gのSS700Sが無価値となっているのは、腕に巻いていて悲しくなってきました。
まぁ、クレードルを忘れて充電できなくなったわたし自身が悪いわけですが。
GPSの機能が切られてから、数日は時計としての機能は生きているだろうと安易に考えたのですが、それほど長く持たないのが分かったのは収穫でした。
以下、滅多にないだろう、Wristable GPS SS700Sの完全なバッテリー切れに至る話です。
これがバッテリーが切れて、充電中のSS700S。
電源スイッチが無く、通常の動作では電源を落とせないので、電源の切れた状態のSS700Sは珍しいかもしれません。
バッテリーが切れるまでの使い方
SS700Sを身につけて、ほぼ毎日、20分ほどのランニングを行っています。
それと、SS700Sのランニング以外の使い方が出来ないものか、サイクリングなどでも使っているので、毎日の電力の消費はかなりのものになっています。
SS700Sは充電式のバッテリーを内蔵しているので、充電を繰り返すと継年劣化で、バッテリーの容量が小さくなるはずです。
このため、毎日、ランニングはしていますが、パソコンに接続してNeoRunにデータをアップロードするのは、隔日に行うようにしています。
と言うのも、パソコンにSS700Sを接続すると、自動的に充電もされるからです。
もっとも、エプソンの社員の方に直接聞いた話では、SS700Sを始め、「Wristable GPSシリーズに搭載されているバッテリーは大変に高性能なので、数年使い続けると、他社製の腕時計型GPSの充電式バッテリーと、継年劣化によるバッテリーの差がはっきり分かる」と言うことです。
通常、登山に出かける前々日にSS700Sを充電して行くのですが、今回は、5日ほど前に充電をしたきりで、前日までに充電をするのを忘れていました。
登山の使い方
山を歩いているときは、実際には殆どSS700Sを見ることはありません。
と言うのも、時刻以外のSS700Sが表示できる情報は、登山ではあまり必要とならないからです。
標高は重要な情報なのですが、最近の登山道では、小さなピークでも標高が手書きで書かれているので、道に迷わない限りGPSで計測した標高を必要とすることはありません。
その様な訳で、SS700Sは、GPSログデータを取得している以外には、格別の操作はされていませんでした。
バックライトを多用するなどすると、バッテリーの消耗が大きくなるのですが、そういったこともありません。
バッテリーが切れたとき
歩き出したのが午前6時前。
鳥沢駅に降りると同時にGPSの電源を入れ、このときSS700SもGPSモードに切り替えました。
バッテリーが切れたのが午後4時(16:00)前ですから、10時間弱、この日は持ったことになります。
SS700Sのバッテリーの持続時間は、カタログでは14時間以上と書かれていて、実際の使用感でも14時間以上は持ったようですが、正確に計測したわけではありません。
もっとも、バッテリーが切れても、いきなり電源が落ちるわけではなく、GPSの電波モードが強制的に終了してしまい、腕時計モードに切り替わります。
腕時計モードの一番上に、小さくバッテリーの絵が表示されるのですが、このバッテリーの絵が空を示します。
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