「JISS国立スポーツ科学センターのアスリートレシピ
の中の「早めにリカバリー。疲労回復のおかず」に書かれているレシピの一つの豚肉と厚揚げのキムチ炒めです。
この本によると、この豚肉と厚揚げのキムチ炒めからは、ビタミンB1とアリシンが採れるそうです。
昨シーズンの冬はキムチを使った鍋料理に凝っていて、幾種類かの鍋を作って食べていたのですが、キムチを炒め物に使ったことはありませんでした。
手元にニラが半束余っていたこともあって、好奇心で作って見ました。
豚肉と厚揚げのキムチ炒め
分量は1人分です。
材料。
豚肉、100g。
厚揚げ、1枚。
キムチ、大さじ4杯。
ニラ、半束。
ピーマン、1個。
調味料。
正油、小さじ2杯。
一味唐辛子のパウダー、大さじ1杯。
サラダオイル、小さじ1杯。
調理。
豚肉は一口大に切ります。
ピーマンは千切り、ニラは5センチに切ります。
厚揚げをオーブンに入れて熱し、油を抜きます。
熱くなったら、厚揚げを6分の1、もしくは8分の1に角切りにします。
フライパンにサラダオイルと入れて熱し、豚肉を最初に入れて、ほんのりと火を通します。
豚肉に火が通りかけたら、厚揚げを入れます。
キムチと一味唐辛子のパウダーを入れて熱します。
キムチが熱くなった頃を見計らって、ニラとピーマンを入れます。
ニラとピーマンは火が通りやすいので、最後に入れます。
正油で味を調えてから、器に盛ります。
感想。
美味しい料理なのですが、厚揚げが余計でした。
栄養のバランスを考えて加えた厚揚げなのだろうと思うのですが、味が沿っていません。
この料理では、厚揚げを省くと、風味が統一されてより美味しくなります。
豆腐を素材とした料理は多くあります。すでに江戸時代に豆腐百珍と言う本が出版されているほどです。
ここで使った厚揚げも豆腐の加工品です。
豆腐料理がこれほど多い最大の理由は、豆腐が無味無臭に近い素材だからでしょう。
どの様に調理をしても、まずくなることはないので、安心して使える素材です。
しかし、より美味しく食べられる調理法はそれほどありません。
この豚肉と厚揚げのキムチ炒めも、美味しいことは美味しいのですが、厚揚げを入れない「豚キムチ炒め」で食べた方がよほど美味しいと思います。
厚揚げはオーブンで焼いて、おろし生姜に正油で食べるのが一番美味です。
実際に、今回使った厚揚げは2枚で100円だったので、調理に使わなかった残りの1枚をオーブンで焼いて食べました。