日本自動車連盟(JAF)の年会費、ロードサービス等
JAFの本人のかかる費用
入会金2,000円
年会費4,000円
家族会員は
入会金 0円
年会費2,000円
最近の自動車保険はロードサービスが付帯している商品も多くありますが、パンク修理、泥濘にはまって抜け出せない、バッテリー上がりなどJAFでないと対応できないトラブルもあります。JAF会員なら365日24時間対応してもらえて、パンク修理、キー閉じ込み、バッテリー上がり(バッテリー本体は実費)などは費用は0円です。
また、自動車保険が車と契約するのに対してJAFは個人で契約をするため、自家用車だけでなくレンタカーや会社の車、友人の車を運転中のトラブルにも対応しています。
【JAF会員のメリット(車)】
ロードサービスの例
1.バッテリー上がり(昼間・一般道での応急始動作業)無料。
2.パンク修理(夜間・一般道での応急周囲)無料。
3.燃料切れ(昼間・高速道路での燃料給油作業)燃料代のみ。
4.キー閉じ込み(夜間・一般道でのドア開放作業)無料。
5.故障車牽引(昼間・一般道での故障車牽引)20kmまで無料。
6.落輪(夜間・一般道での引き出し作業「簡易的な作業」)無料。
7.雪道・泥道でのスタック(昼間。一般道での引き出し作業「簡易的な作業」)無料。
8.異音・異臭(昼間・一般道での点検作業)無料。
保険では適⽤外の異音・異臭も、パンクの応急修理も、大雨による車両冠水も対応。
すべて利用回数の制限がありません。
【JAF会員のメリット(バイク)】
会員証1つでバイクにも車にも対応しています。JAFは会員本人に対してかかるサービスとなるため、面倒な車両登録は不要です。車とバイクを複数台所有していても、会員証ひとつで同じロードサービスが受けられます。車と同様にレンタルバイクもサービス対象に含まれます。
ロードサービスの例
1.バッテリー上がり(昼間・一般道での応急始動作業)無料。
2.パンク修理(夜間・一般道でのパンク応急修理「前輪の場合は応急修理不可」)1本なら無料。
3.キー閉じ込み(昼間・一般道でのメットイン解錠作業)無料。
4.牽引/搬送(夜間・一般道での故障車牽引/搬送)20kmまで無料。
5.事故や故障以外のトラブル「バイクから異音・異臭などがする場合や、故障かどうか判断がつかないような場合でも点検にお伺いします。タイヤの空気圧充填・走行中の燃料切れなど、事故や故障以外でも利用できますので安心です。
6.転倒によるトラブル「バイクで転倒した拍子に、走行に必要なパーツが破損してしまった」「倒れた大型バイクを一人で起こせず困っている」「破損箇所がないか確認してほしい」というケースでもすぐに救援に伺います。
7.その他のトラブル「バイクにチェーンなどの盗難防止グッズを付けたまま走行し、ホイールに絡んでしまったというようなケースでも大丈夫。どんなことでも困ったことがあれば、JAFへご相談ください。
8.原付から大型バイクまで適用しています。
9.バイク搬送に特化した車両配備で安心。全国の基地にバイクを搬送できる「積載車」や「二輪アタッチメントを装着したレッカー車」を配備し、24時間・365日、出動体制を整えています。「二輪アタッチメント」を装着したレッカー車は、2022年1月5日より順次全国で運用を開始します。これにより、バイク搬送が可能なサービスカーが運用前から約2.5倍増加。バイクのトラブルや事故で搬送が必要になった場合は、これまで以上に早く救援現場へかけつけ、お客さまの大切なバイクを迅速かつ安全に修理工場などへお運びいたします。
【トラブル時の流れ】
1.JAFを呼ぶ。トラブルが起きたら電話、アプリ、FAXからJAFに連絡します。JAF会員でJAFと連携する自動車保険会社へのご加入の方は、自動車保険のコールセンターに電話します。
2.配車の流れ。電話の場合は、JAFコールセンターのスタッフがトラブル内容をお伺いし、アプリの場合は、アプリで送信していただいたトラブル内容を確認し、ロードサービスカーを⼿配します。
3.出動・救援作業。全国の拠点から隊員が出動。アプリの場合は、出動中のロードサービスカーの現在地を確認できます。現場到着後、お客さまの安全を確保し、救援作業をします。
4.必要に応じて搬送。バイクのトラブルや事故で搬送が必要になった場合、バイクを丁寧かつ安全に修理工場などへ搬送します。お客さまがご希望の場合、ロードサービスカーへ同乗することも可能です。
【JAFアプリ】
JAFアプリとは、スマホが会員証になる「デジタル会員証」と「救援要請」「会員優待」機能が1つになった公式無料アプリです。
JAF会員に嬉しいメリットが満載のアプリで、目印のない場所でのバイクトラブルもGPS機能で簡単に要請することができます。事前にバイク車両を登録しておくと、いざという時に救援要請のステップを短縮できるため大変便利です。
【JAFと提携する自動車保険にご加入】
「レッカー距離の延長」など優遇サービスが適用されます!
JAFと提携する自動車保険にご加入の方は、救援要請の際、自動車保険のコールセンターにJAFへ入会している旨を電話にてお伝えください。
【JAFナビ】
JAFナビ|身近なお得がきっと見つかる! JAF優待情報サイト
JAF会員となると、各種の優待を受けることができます。グルメ、ショッピング、温泉、入浴施設、ガソリンスタンド、アミューズメント、遊園地・テーマパーク、暮らし、アウトドア、宿泊、旅行、カルチャーの各カテゴリーに分けられています。
私の経験したトラブルをJAFロードサービスで利用した場合
私はご存じの通り林道への案内板を運営しているので日本中をオートバイで走り回っています。また、登山が趣味で日本百名山をはじめ全国の名山を登っているの(参照
自然派空間)で車でも走り回っています。当然、パンクやその他トラブルにも見舞われます。
バイクの具体的なトラブルを例に挙げると
1.パンク
2.チェーンの伸び
3.ドリブンスプロケットの摩耗(前側のギアです)
4.ドリブンスプロケットの脱落
5.キャブレターの詰まり
6.スポークの折れ
7.ジェネレータの故障(発電量が不足する)
8.ガス欠
対応策
パンクは自分で直します。ちなみにパンクにパッチを貼るのが苦手なので、パンクをするとチューブを交換します。林道走行中のパンクはソロツーリングの場合、助けはいないので自力で対処しなければなりません。林道でのパンクは10数回してますが、怖かったのが北海道の寂れた林道でのパンク。ヒグマ出没中と林道の入口に立てかけられていたので、とにかくヒグマが出現しないことを祈りながらできるだけ早く修理を終えました。もう一つ、本当に怖かったのが高速道路でリアタイヤが五寸釘を拾ったパンクでした。パンク修理は路側帯で行うのですが、100km/m前後の猛スピードで走る大型車両の引き起こす風圧は猛烈で、スタンドで立ててあるバイクが揺れるほどでした。バイクが車道側に倒れたら事故を引き起こすことが心配でした。今思えば、もしJAFに入会していれば助かったでしょう。
チェーンのノビは、私はチェーンカッターを持ち歩いてツーリングをしているので、伸びると駒詰をして対処していました。しかし、油の切れたOリングチェーンが伸び始めると2日に1駒詰める状態で、伸び始めると1週間ほどで駒詰による対処はできなくなりました。新品に交換することとして、バイク屋に注文をしてキャンプ場を拠点にチェーンが届くまでピストンツーリングをしたことを覚えています。私は一度、北海道ツーリング中にチェーンが伸びて走れなくなったというライダーに泣きつかれたことがあります。しかしチェーンには規格があり、私の持っているチェーンカッターとは規格異なっていたので一番近いバイク屋は北見のレッドバロンだと教えて立ち去りました。無事にたどり着けたかは定かではありません。このトラブルの場合、JAF会員なら搬送と言うことになるでしょう。
ドリブンスプロケットの摩耗は、ツーリング出発時、ドリブンスプロケットがかなり摩耗していてツーリングの途中で交換が必要になりそうだと判断して、部品として持って行きツーリング中に自分で交換をしました。これは修理というよりは普段の点検次第というものです。私の場合は使えるうちはドリブンスプロケットを使い倒そうというけちくさい感覚だった事と自力で対処できるから行えた処置です。一般のライダーにはツーリング前の点検で摩耗していれば事前に交換することをお勧めします。
ドリブンスプロケットの脱落はDT200Rを乗っていたとき、塩原温泉の国道で発生しました。突然エンジンを吹かしても前に進まなくなり停止してしまいました。エンジン自体は廻るので問題は無く、それ以外の箇所を調べたらドリブンスプロケットが脱落していることが判明しました。多分、珍しい事例だと思います。仕方が無いので国道を歩いてバス停を見つけバスに乗り那須塩原駅から電車で帰宅しました。後日、知人にトラックを借りバイクを回収しました。このときJAFに入会していれば牽引/搬送してもらえたでしょう。
キャブレターの詰まりは、キャブを分解して穴に詰まっているゴミを取り出す以外に方法がありません。私は3回経験しましたが、初回は1ヶ月の期間の東北縦断と北海道一周のツーリングの初日、福島県の林道の中でした。午後2時頃にエンジンが止まり、キャブを分解して再稼働できたのが午後6時頃でした。薄暗くなり雨も降ってきたので山中で野宿をしました。
2度目が1週間の四国ツーリングの初日、自走して国道1号から伊勢湾沿いを国道23号に入り桑名市にさしかかったときです。時刻は夜でキャブレターの分解は無理でしたので、雨が降っていたので道沿いの家屋の軒下を借りてビバークして、翌朝4時頃から7時にかけてオーバーホールしました。
3度目は福島県に日帰りツーリングに出かけたときで檜枝岐村の銀山湖の畔を通る広沢林道でした。このときはキャンプ道具は持っていませんので、日のあるうちに修理を終え帰宅しなければなりません。時間的なプレッシャーがありました。バイクのキャブレターの詰まりに対してはJAF会員ならどの様な対応をとってくれるでしょう。多分、現場での対応は無理なので工場まで搬送と言うことになるでしょう。
スポークの折れはめったにないのですが、私が所有した2代目のジェベルXCのリアスポークがだらしなくてよく折れました。1週間の四国ツーリングに出かけたのですが、長良川、木曽川、揖斐川が合流する地点(輪中に関係する公園で修理をしたのでこの地点だと分かります)で10本折れてしまい、予備で持ってきた10本をまるまる使う羽目となりました。スポーク10本を張り替えて、翌日1日かけて帰宅しました。帰宅途中もスポークがポキポキ折れて行き、挙動で分かるのでしょう、後を走っている車のドライバーがバイクの調子が見ていて「おかしいからすぐ修理した方が良いですよ」と信号待ちの時にわざわざ降りてきて教えてくれる有様でした。なんとか無事に帰宅できました。JAF会員なら不安無く搬送してくれるでしょう。
ジェネレーターの故障はジェベルXCの持病のようなもので3万5千キロを走ると生じます。
慣れてくるとそろそろ故障する頃だから事前に変えておくようになるのですが、最初の時は四国ツーリング中のテント泊した翌朝、セルが全く廻らずバッテリーが完全に上がっていることがありました。当時、乗っていたジェベルXCはキックが付いていなかったのですが、私は部品として取り寄せて自分で取り付けておいたので、そのキックを数十回倒すとエンジンがかかりました。ただ、発電量が少ないのでバイクの挙動が不安定です。そのとき思いついたのが電気を食うヘッドライトを消すことでした。ヘッドライトのソケットを抜いて再起動すると挙動は安定しました。ただ、ヘッドライトが使えないので暗くなると走れません。キャンプ場まで後15分ほどと言うところで真っ暗となってしまい、ハザードライトを点滅させて、その灯りでたどり着いたことを覚えています。JAF会員ならば搬送してくれるでしょう。
ガス欠は3度起こしました。
一度は茨城県の国道でガス欠しバイクを押していたら、ツーリングライダーが携帯燃料タンクを持っていて、その中身を分けてくれたので助かりました。
もう一度目は栃木県と茨城県の境の八溝山系の林道を走っているときに、「ガス欠になりそうなのでガソリンを分けて下さい」と頼まれ0.5L分けてあげたら「とてもこの量ではガソリンスタンドまで持たない」と言われ結局2L分けてあげた後に訪れました。林道走行を堪能して帰路につき、燃料がいつもより少ないから早めにガソリンを給油しようといつもとは異なるルートを通って谷を降り登りかけたときにガス欠となりました。高低差30mくらいの坂道を130kg以上あるジェベルXCを押して登りました。坂道を含め1kmくらいは押したと思います。
さらなるガス欠は福島県阿武隈地方の林道ツーリングの最中に起きました。人口疎らなエリアなので燃料が少なくなってもガソリンスタンドが無く、リザーブとなっても現れません。携帯予備タンク1L を投入してもダメでした。そうこうしているうちに谷底でガス欠となってしまいました。夕方でした。坂道をキャンプ道具・修理工具:予備パーツ約20kgに130kgのジェベルXCを押して登りました。4kmほど押して歩いてようやく集落がありガソリンスタンドがありました。
ガス欠は油断していて起こる場合もありますが、探してもガソリンスタンドが見つからずに起きる場合もあります。JAF会員ならこんな苦労はせずに済みます。
車の具体的なトラブルを例に挙げると
1.パンク
2.ジェネレーターの故障
3.祖母山麓の山道でバックしたところ左後輪が山道の斜面に乗り上げてしまい前進をしても後進をしてもにっちもさっちもいかなくなったこと
4.茨城県の浜辺を走っていたら砂にはまり脱出できなくなったこと
5.栃木県旧烏山町の峠の降りでのガス欠
6.脱輪
対応策
パンクはスペアタイアと交換すれば済みます。ラジアルタイヤのパンク修理は私は自分でできましたが、一般にはガソリンスタンドやカーショップにタイヤを持ち込んで修理してもらい交換してもらうでしょう。ただ、今の車はスペアタイアを積んでおらずパンク修理剤で補修を済ませると聞いていますので、そんな時にはJAFが頼りになります。
ジェネレーターの故障は、栃木県那珂川に鮎釣りに行ったときのことです。日が暮れてきたので身支度を調えて帰ろうとしたらセルがかすかにしか廻りません。バッテリー不足です。幸いマニュアル車だったので知人たちに押してもらい押し掛けでエンジンをかけられました。翌日、自動車工場に修理に出しました。現在、マニュアル車は死語となるほどなくオートマ車が主流なので押し掛けはできません。バッテリーケーブルを持参して他車のバッテリーから電力をいただいてエンジンをかける以外に対処法はなさそうです。ぽつんと一台で止まってしまった場合、JAFが頼りになます。
左後輪が乗り上げたのは九州の祖母山に登る前日の夜でした。当時ツーリングワゴンに乗っていたので駐車場とトイレ場あれば車中泊ができるので、祖母山の登山口にある駐車場を夜目指して走っていました。舗装されているとは言え狭い山道なので注意はしていたのですが、何かの弾みでバックをしたときに左後輪を山側の斜面に乗り上げてしまいました。前進をしても空回りして少しずつ後退して行きます。後退すると傾斜がきつくなり、車が傾きます。このまま裏返ってしまうのではないかと本当に心配でした。どの様に対処して脱出できたのか、夢中だったので覚えていません。JAF会員だったなら即助けに来てもらったでしょう。
砂浜にタイヤがはまり脱出できなかったときは、車載のジャッキで車体をあげ、タイヤによって掘られた砂浜を埋め、浜辺に転がっていた木の板を敷いて脱出しました。
砂なので掘られてはまったのですが、泥濘地を走行中のスタックだと対処法はちょっとありません。他車に牽引して脱出することが一番でしょう。バテリーケーブルを持参しているドライバーは多いと思いますが牽引ロープを持参しているドライバーは殆ど居ないと思われるので、こうしたときはJAFが頼りとなります。
栃木県旧烏山町(那須烏山市)の峠の降りで突然パワーステアリングが聞かなくなりエンジンがストップしたことに気がつきました。下り道なので惰性で降りて行くと奇跡的にガソリンスタンドがあり、惰性で給油場所にたどり着けました。
車のガス欠は長距離ドライブや過疎地域のドライブ、長時間の渋滞でも発生します。予備燃料タンクを持つ以外に対応策は無く、JAFが頼りとなります。
脱輪は2回経験しました。
最初の脱輪は栃木県日光市小来川の山道のヘアピンカーブを曲がりきれずにフロントタイヤが谷に向かって落ちてしまいました。幸い樹木がバンパーに当たり谷底に落ちることは免れました。歩いて民家を探し相談すると営林関係のトラックを呼んでくれて、UNIXのクレーンで引き上げてくれました。数日後、お礼として1万円と缶ビールのギフトセットを届けました。
二度目は日産マーチRと言うラリーカーを購入したころの話です。ダートトライアルに出場するために、夜間、宇都宮市の鬼怒川の河川敷のダートロードを走っていた時のことです。
河原を走っていると川に細い鉄橋が架かっていて対岸にもダートロードがあることが分かりました。友達と二人で相談してなんとか渡れるだろうと若気の至りでそろそろと渡りはじめたのですが、すぐに左前後のタイヤが脱輪してしまいました。
川に落ちないだけラッキーでした。時刻は仕事を終えた後なので午後9時から10時にかけてでしょう。
二人で相談してとりあえず国道4号線まで出て公衆電話を探してJAFに助けに来てもらおうと言うことになりました。1時間ほど歩いたでしょうか、電話が見つかり電話帳からJAFの番号を見つけ電話をかけたのですが、状況を話すと対応できないと言うことでした。ただ、関係者を当たってみると告げられてしばらく待たされると、UNIXを1台派遣できると言われました。
国道4号線からダートロードに降りる分岐点に二人で立ってUNIXの到着を待ち、到着すると同乗して鉄橋まで案内しました。クルマのドアのガラスを開けると、ドアと屋根に木材を差し込み、木材の両端に輪っかにしたロープを引っかけて、クレーンでつり上げて鉄橋から河原へと移動してくれました。
「JAFに入会すれば負けてあげるよ」と言われたのでその場で入会しました。引き上げ費用は確か4万円だったと記憶しています。
JAFの入会はその後、ダートトライアルの大会に出場するために必要なB級ライセンスを取得する際に必須だったのでどのみち入会しなければいけなかったので、丁度良いタイミングでした。