FMV-DESKPOWER Fシリーズ |
5/17に開催された
リンクシェア大見本市で富士通ブースで紹介を受けたのが
FMV-DESKPOWER Fシリーズ
でした。これまでのディスクトップと比べるとスリムな設計で、置く場所を選びません。
FMV-DESKPOWER Fシリーズ
は背面のU字型の金具によって高さを調整します(ハイト機能)。前後の角度はチルト機能で調整します。左右の角度は各80°調整できるスイーベル機能が付けられています。テーブルの真ん中に置いて、どの席からでも最適な角度でモニターを見ることが出来る設計です。
チルト機能とスイーベル機能は片手でも簡単に調整できますが、ハイト機能は背面に廻らなければならないので、調整にはちょっと手間がかかるので手軽にと言うわけには生きません。しかし高さは角度と違って一度調整をすれば殆ど再調整は必要ないはずですから、手間がかかっても大丈夫でしょう。
いずれにしても最適な角度でモニターを見ることが出来ると言うことは、目に優しく体が疲労することを防止してくれます。
スリムな設計なので左右の側面に各種の端子が用意されています。左側にはダイレクト・メモリースロット、PCカード、ヘッドホン端子、マイク端子、USBコネクター(2つ)があります。使用しないときはカバーで隠せるので、埃をかぶって接続不良を起こしたりする可能性が少なくなります。何よりデザインがすっきりとしています
キーボードをモニターの下に収納することが出来ます。
使用しないときはより省スペースになる設計です。
キーボードとマウスはワイヤレスなので、コードが邪魔になると言うこともありません。
キーボードのキータッチがカチャカチャと音がすることが気になりました。それにキーピッチが深くかなり強い力でタイプしないと入力できません。タイプしてずいぶんと安っぽいとの印象を受けました。キーボードとマウスは専用なので、気に入らなければ買い換えなければなりません。好みがあると思いますが、わたしは業務でこのキーボードを使う気は起こりません。PC本体のできが良いだけに、よけいに気になったようです。
背面の電源端子はちょっとした配慮で、コードが横に向けられていて邪魔にならないようになっています。
キーボード |
マウス |
ACアダプターも小型軽量で、従来の製品の半分程度の大きさしかありません。隅々にまでスリム化、コンパクト化の設計思想が行き届いています。
わたしが見た短所
わたしは普段、ノートブックに外部モニターを取り付けたデュアルモニターの環境で仕事をしています。また、画像処理専用のパソコンを外部モニターと共用で使用しています。そのほか、多数の外部端子を業務のために接続しています。
FMV-DESKPOWER Fシリーズ
は外部モニター端子はついていないので、デュアルモニターの環境は構築できません。スリム化を追求しているので拡張性はあまり期待できません。この点はノートブックと同様と考えて良いと思います。
FMV-DESKPOWER Fシリーズは家庭で家電の感覚で使用するパソコンだと思います。仕事で使おうという方には向かないでしょう。
わたしが見た長所
FMV-DESKPOWER Fシリーズ
はすっきりとしたデザインのディスクトップで、置いた場合のスペースを取りません。通常のディスクトップと比べるとその違いは明かです。
省スペースへのこだわりへの配慮を隅々にまで感じます。
パソコンを使う上での必要な機能は全て内蔵しているので、拡張性などを気にしないのであれば買う価値がある製品だと思います。
特にリビングに1台置いて、それを家族みんなで使おうという方にはうってつけと思います。デザインがインテリアにとけ込みますし、外部接続端子も最小限ですみますから、リビングの何処に置いても邪魔になりません。